こんにちは FunLogyの山川です。

ホームシアターの大画面に憧れているけど、どうやってプロジェクターを選べば良いかわからないと諦めていませんか?

プロジェクターを選ぶ際には、明るさ、解像度、焦点距離などたくさんの仕様が表示されているため迷ってしまうかもしれません。しかし、何を優先するかを決め、それに合ったプロジェクターを選ぶことで、自分に最適なプロジェクターと出会えます。

そこで今回は、プロジェクターの選び方を5項目に分けて紹介していきます。

ホームシアターを自宅に設置すれば、大好きな映画やアイドルのライブ映像・テレビ番組などを大画面で見ることができるので、非日常の体験ができそうですね。


選び方1:投影方式でプロジェクターを選ぶ

プロジェクターのレンズ

プロジェクターには主に、液晶(LCD)、DLP、LCOSの3つの表示方式があり、値段やコントラスト、解像度などに特徴があります。それぞれの特徴を押さえておくと、数あるプロジェクターを絞り込むのに役立つでしょう。

LCD、DLP、LCOSの違いは、【LCD・DLP・LCOSとは?プロジェクターの投影方式を解説】で詳しく解説しています。

1-1.LCDプロジェクター


LCDプロジェクターは多くの製品が市場に出回っているため比較的安価で、種類が豊富で選びやすいのが特長です。ただし、長時間の連続使用には弱く、2~3時間に1回は電源を切って本体を冷やす必要があります。

1-2.DLPプロジェクター


DLPプロジェクターはコントラストが高く、鮮明な映像を得意とします。また、長時間の連続使用が可能で、経年劣化やホコリに強い特長があります。ただし、価格がLCDより高くなってしまいます。

1-3.LCOSプロジェクター

LCOSプロジェクターはハイエンド機に採用されています。全体的にスペックが高いのですが、価格が高価になっています。


選び方2:設置場所でプロジェクターを選ぶ

リビング

プロジェクターを設置する場所によって、プロジェクターがある程度絞れます。

2-1.部屋の広さに合わせて焦点距離で選ぶ


プロジェクターによって最短焦点距離が決まっています。プロジェクターと壁との距離が最短焦点距離以上でなければいけません。

たとえば、投影したい壁から反対側の壁までの距離が3mの場合、最短焦点距離が3m以上のプロジェクターを利用することは物理的に不可能です。
そのため、お部屋の広さに合わせて、焦点距離を選ぶ必要があります。なお、壁のほぼ真下から垂直に映像を立ち上げることが可能な「超短焦点プロジェクター」という製品もあります。

超短焦点プロジェクター FunLogy Air

 

超短焦点プロジェクター FunLogy Pro2



超短焦点プロジェクターについては、【超短焦点プロジェクターとは?基本の特徴とメリット・デメリット】の記事が参考になります。

狭い部屋で十分に距離が取れない場合は、「超短焦点プロジェクター」を検討すると良いでしょう。

2-2.設置方法で選ぶ


プロジェクターを設置する際、一番簡単な方法は床に置いたり適当な台の上に置いたりする方法があります。とりあえずローテーブルやキャビネットなどの上に置いて電源と再生機器のケーブルを繋げば設置完了です。

再生機器を繋ぎたくない場合はWi-Fi接続できるプロジェクターを使用したり、Amazon Fire TV Stickなどの動画再生デバイスを使う方法もあります。

本格的なホームシアターを構築する場合は、天井に吊り下げるいわゆる天吊り設置をします。但し、天吊りは配線や落下の危険があるなど設置の難易度が高くなりますので腕に自信がある方以外はプロに設置工事を依頼した方がよいかもしれません。

プロジェクターのある部屋

設置する方法によって、プロジェクター本体の重量や大きさに制限がある場合もあります。また、有線か無線かの接続方法も変わるため、設置方法も検討しましょう。

2-3.常設しないなら設置性も重要


プロジェクターはそれほど大きな機材ではありませんが、設置性にも注目したいところです。常設できる場所があれば理想的ですが、使用するたびに設置しなければならないという場合も多いでしょう。

そのため、プロジェクターの重量や、脚部の傾き調節機能の有無などは重要なポイントのひとつです。また、オートフォーカス機能がついていると、プロジェクターを設置するたびに調整する手間が省けます。

プロジェクターは壁に対して直角に置くのが基本ですが、横方向の台形補正機能が付いた製品なら、設置性が高まるでしょう。なぜなら、この機能が付いていると横斜め方向から角度をつけて投影することが可能になるからです。

そうすると壁の正面にプロジェクターを設置する必要がなくなるので、もしかしたら、常設する場所も見つかるかもしれません。


選び方3:部屋の明るさでプロジェクターを選ぶ

寝室

プロジェクターはテレビと違い反射した光を見るため、外光の影響を受けてしまいます。そのため、外光を少なくできるかが、プロジェクター選びの大きなカギになります。

照明が落とせる小さな部屋であれば明るさの低いプロジェクターでも十分ですが、明るい大きい部屋では高輝度のプロジェクターが必要になります。

3-1.ルーメンで選ぶ


「ルーメン」は画面投写するランプの明るさを表します。ルーメンの数値が大きいほど映像が鮮明になり、外部の光の影響を受けにくいでしょう。

製品にもよりますが、一般的にポータブルタイプよりも据置タイプの方が輝度が高い傾向にあります。

ただし、画面の大きさによってはポータブルタイプでも十分な明るさを得られるので、部屋をどのくらい暗くできるか、画面の大きさ、プロジェクターの設置場所などによって総合的に判断するのがいいでしょう。

なお、輝度(ルーメン)について詳しく知りたい方は、【プロジェクターの明るさの単位、ルーメンとANSIルーメンとは?】もご覧ください。

3-2.コントラスト比で選ぶ


コントラスト比とは、最も明るい白と最も暗い黒の明るさの比率のことです。コントラスト比が高いほど明暗がくっきりと分かれた鮮明な映像が表現できます。

ただし、人によって好みがあるので、コントラスト比が高ければ良いというものではありません。自分の好みと投影したい映像に合わせてコントラスト比を選ぶと良いでしょう。

3-3.スクリーンの有無も重要


プロジェクターの映像は、壁や布などにも投影できますが、スクリーンに投影するとより綺麗に映像を映し出せます。しかし、設置場所や予算の関係で、スクリーンを設置できないことも少なくありません。

スクリーンが用意できないときは、明るさが1ランク高いプロジェクターを選ぶと良いでしょう。


選び方4:投影サイズでプロジェクターを選ぶ

プロジェクターと投影画面

プロジェクターは距離やズームを調整することで投影サイズを変えられます。しかし、最短焦点距離やズームの有無はプロジェクターによって違うので、確認しておきましょう。

4-1.投影サイズはプロジェクターによって違う


プロジェクターからスクリーンまでの距離が同じでも、プロジェクターによって投影サイズが異なります。設置場所が決まると、スクリーンまでの距離が決まるため、その距離でどのくらいの投影サイズになるか確認しましょう。

メーカーによっては、投影シミュレーターが用意されており、スクリーンまでの距離や画面の大きさから使えるプロジェクターを選定してくれます。

4-2.ズーム機能の有無


ズーム機能が付いた製品なら、焦点距離だけでなくズーム機能によって画面の大きさを調節することができるので便利です。ズームには光学とデジタルがあり、デジタルズームではズームしたときに映像の粒子が粗くなるので、その点も考慮しましょう。

4-3.解像度が高いと画質が綺麗


プロジェクターを購入する目的が、大画面で映像を見るためという人も多いでしょう。しかし、解像度が十分でないと、せっかくの大画面も画質が下がって不満が残るという結果になってしまいます。

そうならないためには、画面の大きさに合った適切な解像度が必要です。解像度は高ければ高いほど繊細感が増し、ディテールが美しく映し出されます。主流は、1920×1080のフルHDです。

解像度については【プロジェクターの解像度とは?フルHDや4Kなどの種類も解説!】の記事で詳しく解説しています。


選び方5:スピーカーでプロジェクターを選ぶ

プロジェクターとサウンドバー

プロジェクターには、スピーカー内蔵とそうでないものがあります。スピーカー内蔵ならプロジェクターから音が出せるため、スピーカーを別に購入・設置する必要がありません。

5-1.手軽に楽しむなら内臓スピーカー


いつも自分好みの最高の音質を楽しみたい人は別ですが、そうでないならば、費用的にも、場所的にもスピーカー内蔵のプロジェクターが便利でしょう。ただし、プロジェクターのサウンドスペックはしっかり確認する必要があります。

音量でいうなら、8畳ほどのスペースで5ワットもあれば十分です。音質は製品によって異なるので、購入前に自分の好みに合っているかをチェックしてみることをおすすめします。

また、スピーカーは内蔵か外付けかにかかわらず、端子を確認しておく必要があるでしょう。スピーカー内蔵で再生メディアと物理的に接続しようと考えている場合には、プロジェクターと再生メディアの両方にHDMI端子が付いていると便利です。

5-2.音を楽しむなら外付けスピーカー


映画やコンサート映像・スポーツなどの臨場感と迫力を楽しむ目的ならスピーカー設置は必須です。画面が大きくなればなる程、プロジェクター内蔵のスピーカーでは物足りなくなります。

スピーカーの種類もたくさんありますが、手軽に設置できるものはサウンドバータイプのスピーカー、本格的なサラウンド再生を目指すなら、5.1chなどのサラウンドスピーカーがお勧めです。


自分に合ったプロジェクターを選ぼう

プロジェクターで映画を観る人たち

今回は、プロジェクターの選び方を紹介してきました。

どのスペックを優先するかは状況によりますが、投影方法と焦点距離は優先順位が高いのではないでしょうか。

具体的にプロジェクターを選ぶ際は【初めてプロジェクターを選ぶときの簡単チェックシート】の記事も参考にしてみてください。

FunLogyでは小型のものから高解像度のものまで、壁投影にあうプロジェクターを多数取り扱いしています。FunLogyのプロジェクターでどれが良いか迷ったら、【もう迷わない!シーン別おすすめ家庭用プロジェクターの選び方】【もう迷わない!シーン別おすすめビジネスプロジェクターの選び方】の記事も参考にしてみてください。

それでは今回はこの辺で。
次回もよろしくおねがいします。


FunLogy
山川

 

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