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こんにちは、FunLogyのカナです。本日はプロジェクターに角度をつけたいときに便利な【三脚】についてご紹介します。

当店でも取り扱いのある三脚ですが、普段カメラを使用しない人にとってはあまり馴染みがない商品ということもあり、「どこにつけるのでしょうか?」「うちにある三脚でも代用できますか?」など、さまざまなお問い合わせをいただいています。

この記事では三脚の基本と、プロジェクターに取り付ける際の使い方についてご紹介します。

FunLogy tripod

 

★この記事でわかること

  • 三脚は2種類のネジサイズで分けられる
  • 2種類のネジサイズは世界共通規格である
  • 三脚を取り付けると、プロジェクター画面の高さや角度を調整できる



三脚選びの基本はネジのサイズ

湖畔で三脚に取り付けたカメラを構える人

三脚は元々、カメラを支えるために普及したものです。現在ではスマートフォンのカメラ機能の発達に伴い、カメラではなくスマートフォンでの使用を想定して作られたミニ三脚もあります。

大きさや機能はさまざまですが、基本的な構造はサイズを問わず同じで、三本脚の支えの上にカメラやスマートフォン(あるいはスマートフォンを挟むクリップ)を取り付ける使い方になります。

取り付けは【ネジ式】です。
三脚のネジサイズと取り付ける機器側のネジ穴が合っていれば、手動で簡単に取り付けられます。

三脚の頭のネジ

 

三脚ネジの種類は2種類しかない


「ネジのサイズが合っていれば」などと聞くと、メーカーや製造国ごとに違いがあって面倒くさいのでは?と思われるかもしれませんが、その心配は不要です。

三脚に使用されるネジのサイズは、

  • 1/4インチネジ(=細ネジ、小ネジ)
  • 3/8インチネジ(=太ネジ、大ネジ、ドイツネジ)


基本的に、この2種類しかありません。
それぞれのサイズは国際規格で統一されており、三脚に取り付ける製品のネジ穴も、どちらかに合わせて作られています。
製品も三脚も、世界のどこで購入したものであっても、2つのサイズのいずれかに当てはまっていて互換性があるため、気軽に購入して大丈夫なのです。

1/4インチネジ


細ネジ、小ネジとも呼ばれるこのサイズのネジは、現在の三脚の主流です。直径は6mm程度で、FunLogyで取り扱っている三脚もこのサイズになります。
デジタルカメラやスマートフォンなど、比較的小型のものを支えるのに向いています。プロジェクターを取り付ける場合も、小型のモバイルプロジェクターなどが中心です。

3/8インチネジ


太ネジ、大ネジ、あるいはドイツネジとも呼ばれるこのサイズのネジは、大型のカメラなどを支える大きめの三脚に使用されます。直径は1/4インチネジよりも大きく、9mm程度あります。
本格的なカメラなどを持たない限りあまり見かけることがありませんが、使用されていないわけではありません。大きめの三脚を購入する際には、要確認と覚えておくとよいでしょう。

インチ違いの三脚は取り付けできない?


大型の三脚にスマートフォンを取り付けたいなど、インチの合わない三脚と機器を組み合わせたい場合があります。その際は【止めネジアダプター】を使用することで、1/4インチネジと3/8インチネジに互換性が生まれます。
止めネジアダプターは4~500円で購入できるので、新しい三脚を購入するほどではないときは、止めネジアダプターを購入して手持ちの三脚を使い回しできるようにするのもおすすめです。


プロジェクターに三脚を取り付ける


三脚をプロジェクターに取り付ける場合、主な目的は次の2つになります。

  • プロジェクター本体の位置を高くする。
  • プロジェクターに角度をつけて、投影画面を斜め上・斜め下にする。


プロジェクターのネジ穴は、本体の底面にあることがほとんどです。さっそく三脚を取り付けて、実際の使い方を見てみましょう。

プロジェクター本体の位置を高くする


プロジェクターは光を使って映像を投影しているため、投影面とレンズの間にものがあると、それが影となって映像に映り込んでしまいます。

三脚がないので高さが足りず、ペン立てが映り込んだプロジェクターの画面

上の写真は、左手にペン立てが映り込んでいます。また、高さが足りないため画面の下が欠けてしまっています。

どかせるものなら良いのですが、どうしても動かせないものである場合には、プロジェクター本体の位置を高くすることで障害物を避けましょう。

三脚を使用し、ペン立てが映り込まなくなったプロジェクターの画面

ペン立てが映り込まなくなりました。また、高さが出たおかげで画面の全体が投影できるようになりました。

プロジェクターに角度をつけて、投影画面を斜め上・斜め下にする


台形補正が搭載されたプロジェクターの場合、投影画面の位置はさらに自由度が高くなります。
三脚にプロジェクターを設置し、障害物がなく見やすい位置に画面がくるように斜め上を向かせます。画面は一度台形になりますが、自動補正であれば数秒以内に、手動補正であれば操作後すぐに、歪みのない長方形の状態に戻ります。

三脚に取り付けて上を向かせたプロジェクター

レンズを真上に近く向ければ、天井投影 も可能です。

台形補正を搭載していないプロジェクターの場合、角度をつけると画面が歪んでしまうのでご注意ください。

三脚の耐荷重に注意


プロジェクターには三脚ネジ用の穴が開いている製品が多くあり、手のひらサイズのモバイルプロジェクターから、据え置き型のプロジェクターまで幅広くあります。

大きめのプロジェクターを三脚に取り付ける場合は、三脚の耐荷重に気を付けましょう。
特にスマートフォン用のミニ三脚の場合、500g程度を耐荷重としている製品も多いので要注意です。


プロジェクターにも三脚を活用しよう

三脚を取り付けたプロジェクター

いかがでしたでしょうか。本日は三脚の基本と、プロジェクターに取り付ける際の使用方法についてご紹介しました。
ネジのサイズなどは馴染みがないと難しく感じるかもしれませんが、2種類しかないことを覚えてしまえば、購入時に迷うことはありません。

ぜひ三脚を活用して、プロジェクターをもっと快適に使ってみてくださいね。
それでは、次回もどうぞよろしくお願いいたします。


FunLogy
カナ

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