壁に白いスクリーンを貼っている部屋

こんにちは。プロジェクター・スピーカー専門店FunLogyの鈴木です。

プロジェクターは、スクリーンだけでなく自宅の壁などにも投影することができます。プロジェクター自体はコンパクトなものですが、スクリーンは場所を取るので設置が難しいという人もいるでしょう。

そのようなときには、壁の色や素材、そして適切なプロジェクターを選ぶことで、自宅の壁をスクリーンとして代用することが可能です。ここでは、自宅の壁にプロジェクターを投影するためのポイントについて紹介します。

1.自宅の壁に投影するのは可能?

ホームシアター 白い壁

プロジェクターの映像をスクリーンではなく、自宅の壁に投影することは可能です。プロジェクターの大画面に憧れはあるけれど、スクリーンを設置するのが難しいという人は少なくありません。

そのようなときには、自宅の壁をスクリーンとして利用しましょう。ただし、どのような壁にでも投影できるわけではなく、いくつかの条件があります。たとえば、壁の色や素材によっては投影に適さないこともあるので注意が必要です。

それに、希望のサイズで投影するには、それに見合った面積を確保しなければなりません。家具や窓がない平面の壁を確保するには、部屋のレイアウトの変更が必要になる場合もあるでしょう。

また、どのプロジェクターでも壁にきれいな映像を投影できるという訳ではなく、壁に投影することを前提に、要求されるスペックも変わってきます。これらの条件をクリアできれば、プロジェクターを購入するだけで大画面の映像が楽しめるでしょう。

2.壁に投影するメリットデメリット

 

プロジェクターの映像をスクリーンではなく壁に投影することには、メリットデメリットがあります。プロジェクターを購入したいけれど、スクリーンの設置がネックになっているという人は参考にしてみてください。

2-1.メリット

スクリーンではなく、壁を利用するのには主に3つのメリットがあります。

1つ目は、スクリーンを購入する必要がないので費用が掛からないことです。ただし、自宅に適切な壁がない場合には、壁紙の張り替えなどの費用が掛かるでしょう。

2つ目は、天井や壁にスクリーンを設置する必要がなく、手間や時間を省略できることです。特にスクリーンを常設できない場合には、毎回スクリーンを設置したり取り外したりする必要がなく、スクリーンを保管しておく場所も必要ないのでかなり便利でしょう。

3つ目は、プロジェクターの位置を固定できるなら、壁を利用することで、プロジェクターを使用するたびに位置調整をする必要がなくなることです。プロジェクターの調整はかなり面倒なうえ、調整がうまくいかないとせっかく高画質のプロジェクターを購入しても意味がありません。テレビのような感覚で、スイッチを入れるだけでプロジェクターが使えるのは大きなメリットといえるでしょう。

2-2.デメリット

壁を利用することのデメリットは、映像の画質がスクリーンを使った場合に比べると低下してしまうことでしょう。

スクリーンは、もともとプロジェクターの映像を最良の状態で見ることができるよう、吟味して作られたものです。ですから、自宅にある壁で代用しようと思うと、多少の画質低下は否めません。画像の明るさやコントラストなどは、映像が映し出される壁の色や素材によってかなり左右されます。

特に、プロジェクターの技術進歩によって高画質化された映像は、映し出される場所の影響をもろに受けるといっていいでしょう。使用するプロジェクターによっては画質を調節することも可能ですが、高画質を期待するのであれば、スクリーンを使う方がいいかもしれません。

しかし、スクリーンを設置する場所がどうしても用意できないという場合には、壁紙タイプのスクリーンが販売されているので検討してみてもいいでしょう。

3.自宅の壁に投影する際のポイント

プロジェクターの映像を自宅の壁に投影する際には、壁の選び方にいくつかのポイントがあります。これらを押さえておくことで、スクリーンを利用しなくても満足できる画質を楽しめるので、参考にしてみましょう。

3-1.壁の色

壁に白いスクリーンを貼っている部屋

プロジェクターの映像を投影する壁の色は、白がベストといえます。なぜなら、白色は多くの光を反射するため、画面を大きくするためにプロジェクターを離れた場所に置いても、輝度を得やすく、明るく鮮明な画像が見られるためです。

白に近ければ多少色がついていても投影自体は可能ですが、映像の精度は落ちてしまうでしょう。たとえば、アイボリーくらいの色ならば投影自体は可能です。
ただし、本来白色の部分が、多少アイボリーの色の影響を受けて黄色っぽく見えてしまいます。

また、壁に模様が入っている場合、映し出される映像によっては模様が映り込んで見づらくなることがあるかもしれません。壁の色や模様は、見る映像によってあまり気にならない場合もあるでしょう。

しかし、できるだけきれいにプロジェクターの映像を投影するためには、白に近い色で、模様の無い壁を選ぶのが無難です。

3-2.壁の素材

壁の素材も映像の良し悪しに大きな影響を与えます。スクリーンの代わりにする壁は、凹凸のない滑らかな素材の壁がいいでしょう。壁の凹凸は映像のゆがみの原因になります。

特に、人物の肌など明るく白っぽい部分は、壁の凹凸が模様のように浮き上がってしまうので気になるかもしれません。アニメなどの鮮やかな単色も壁の凹凸の影響を受けやすいでしょう。

プロジェクターからの光が壁に対して直角ではなく、下や横から角度をつけて投影される場合ほど壁の凹凸による陰影が出やすくなるという点にも注意が必要です。

3-3.壁の大きさ

どのくらい大きな画面で見たいかにもよりますが、なるべく大きな平面の壁があった方が理想的です。画面のすぐ横に家具などがあると、場合によっては光が反射して見にくくなってしまうことがあります。

そのため、プロジェクターの投影をする壁は、それも考慮して、最低でも画面よりもひと回り大きな面積を確保しましょう。プロジェクターの向きと壁の面はできるだけ直角になるように設置するのが望ましいです。

ですから、壁を選ぶ際には、どこにプロジェクターを置くのかを事前に考慮することも忘れてはいけません。メーカーによってはホームページに投影シミュレーターが用意されています。これは、プロジェクターと壁の距離、そして画面の大きさなどから、どのプロジェクターが使えるかを判断するためのものです。

プロジェクターによって壁との距離と画面の大きさは大きく異なります。室内ではプロジェクターを置ける場所にも限りがあるので、投影シミュレーターを使ってどのくらいの大きさの画面になるのかを事前に計算してみてもいいでしょう。

4.壁に投影するためのプロジェクターの選び方

プロジェクター

壁投影で映像の質を上げるにはプロジェクターの選び方も重要です。その際には、次の5つのポイントに注意する必要があります。どのプロジェクターでも壁投影で満足のいく画質が得られるわけではないので、購入前に必ずチェックしておきましょう。

4-1.明るさ

プロジェクターは製品ごとに明るさに違いがあります。基本的には、輝度が高い、つまり明るい製品ほど壁投影したときの映像が鮮明です。

シャッターや遮光カーテンがあるような部屋ではあまり問題になりませんが、真っ暗にできない部屋でプロジェクターの映像を楽しみたいときには、輝度が十分に高い製品を選ぶことが重要でしょう。

なぜなら、このような環境では迷光が壁に反射して、輝度の低い製品ではコントラストがでにくくなってしまうからです。

製品にもよりますが、一般的にポータブルタイプよりも据置タイプの方が輝度が高い傾向にあります。

ただし、画面の大きさによってはポータブルタイプでも十分な明るさを得られるので、部屋をどのくらい暗くできるか、画面の大きさ、プロジェクターの設置場所などによって総合的に判断するのがいいでしょう。

4-2.ズームと焦点距離

プロジェクターと壁との距離がその間に収まらなくてはいけません。たとえば、投影したい壁から反対側の壁までが3mの場合、最短焦点距離が3m以上のプロジェクターを利用することは物理的に不可能です。

ですから、狭い部屋などでは、壁のほぼ真下から垂直に映像を立ち上げることが可能な「超短焦点プロジェクター」などを選ぶといいでしょう。

そして、ズーム機能が付いた製品なら、焦点距離だけでなくズーム機能によって画面の大きさを調節することができるので便利です。ズームには光学とデジタルがあり、デジタルではズームしたときに映像の粒子が荒くなるので、その点も考慮しましょう。

FunLogyでも超短焦点モデルのプロジェクターを扱ってますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

超短焦点プロジェクター「FUNTASTIC Air」

ご家庭で使いやすい!超短焦点プロジェクター「FUNTASTIC Air」

超短焦点プロジェクター「FANTASTIC」

より明るく、よりきれいに!超短焦点プロジェクター「FANTASTIC」

超短焦点プロジェクター「FANTASTIC Pro」

プロも唸る本格派!超短焦点プロジェクター「FANTASTIC Pro」

4-3.解像度

解像度も要チェックです。プロジェクターを購入する目的が、大画面で映像を見るためという人も多いでしょう。しかし、解像度が十分でないと、せっかくの大画面も画質が下がって不満が残るという結果になってしまいます。

そうならないためには、画面の大きさに合った適切な解像度が必要です。解像度は高ければ高いほど繊細感が増し、ディテールが美しく映し出されます。しかし、解像度は製品の価格にも比例するため、予算との兼ね合いも必要でしょう。

解像度が大きく影響するのは60インチ以上の画面です。映画などを60インチ以上の画面で楽しみたいときには、1280×720ピクセル以上を目指しましょう。ただし、60インチ以下の画面でも満足でき、ポータブルタイプのプロジェクターをいろいろな場所で使いたいといった場合には、800×600ピクセルでも十分です。

4-4.スピーカー

プロジェクターには、スピーカー内蔵とそうでないものがあります。スピーカー内蔵ならプロジェクターから音が出せるため、スピーカーを別に購入・設置する必要がありません。

いつも自分好みの最高の音質を楽しみたい人は別ですが、そうでないならば、費用的にも、場所的にもスピーカー内蔵のプロジェクターが便利でしょう。ただし、プロジェクターのサウンドスペックはしっかり確認する必要があります。

音量でいうなら、8畳ほどのスペースで5ワットもあれば十分です。音質は製品によって異なるので、購入前に自分の好みに合っているかをチェックしてみることをおすすめします。

また、スピーカーは内蔵か外付けかにかかわらず、端子を確認しておく必要があるでしょう。スピーカー内蔵で再生メディアと物理的に接続しようと考えている場合には、プロジェクターと再生メディアの両方にHDMI端子が付いていると便利です。

4-5.設置性

プロジェクターはそれほど大きな機材ではありませんが、設置性にも注目したいところです。常設できる場所があれば理想的ですが、使用するたびに設置しなければならないという場合も多いでしょう。

そのため、プロジェクターの重量や、脚部の傾き調節機能の有無などは重要なポイントのひとつです。また、オートフォーカス機能がついていると、プロジェクターを設置するたびに調整する手間が省けます。

プロジェクターは壁に対して直角に置くのが基本ですが、横方向の台形補正機能が付いた製品なら、設置性が高まるでしょう。なぜなら、この機能が付いていると横斜め方向から角度をつけて投影することが可能になるからです。

そうすると、壁の正面にプロジェクターを設置する必要がなくなるので、もしかしたら、常設する場所も見つかるかもしれません。

 

5.おさえておきたいキーワード

プロジェクターを選ぶ際には、次のキーワードを覚えておきましょう。

まずは「表示方式」です。プロジェクターには主に、液晶、DLP、LCOSの3つの表示方式があり、値段やコントラスト、解像度などに特徴があります。それぞれの特徴を押さえておくと、数あるプロジェクターを絞り込むのに役立つでしょう。

次に「表示画素数」です。テレビやスマホの画素数と同じで、数が大きいほどきれいな映像になります。主流は、1920×1080のフルHDです。

そして「ルーメン」は画面投写するランプの明るさを表します。ルーメンの数値が大きいほど映像が鮮明になり、外部の光の影響を受けにくいでしょう。

最後に「投写距離」はプロジェクターの投影に必要な距離です。自宅の室内など広さが限られた場所でプロジェクターを使用する場合には、投写距離が短い方が扱いやすいでしょう。

自宅に合った投影方法にしよう!

壁への投写は、スクリーン使用時と比べて画質が低下してしまうのは否めません。しかし、自宅のスペースや費用などの面を考えると、壁投影にはさまざまなメリットがあります。

壁の色や素材、プロジェクターの性能を検討すれば、想像以上に綺麗な映像を楽しむことが可能です。プロジェクターを設置したい場合には、場所に応じて壁投影にするのか、スクリーン投影にするのか選択してみましょう。

 

これからもFunLogyでは皆様の日常に役立つ情報を随時発信していきます。

次回もお楽しみに!

 

プロジェクター・スピーカー専門店

FunLogy

https://funlogy.jp/

プロジェクターについて