こんにちは。FUNLOGYのグリです。
プロジェクターの大画面には憧れるけど、スクリーンを設置するのが難しいからと諦めていませんか?
プロジェクターは、スクリーンだけでなく自宅の壁などにも投影することができます。しかし、どんな壁でも良いわけではなく、壁の色や素材など注意すべき点があります。また、プロジェクターに要求されるスペックも変わってきます。
そこで今回は、自宅の壁にプロジェクターを投影するためのポイントについて紹介します。壁投影で憧れの大画面を堪能しましょう。
1.自宅の壁に投影するのは可能?メリットは?
プロジェクターの映像は専用のスクリーンに投影するのが基本ですが、自宅の壁に投影することも可能です。
スクリーンを用意しなくても良いのは大きなメリットですね。しかし、デメリットもあるので、メリットとデメリットの両方を理解しておきましょう。
壁に投影するメリット
スクリーンではなく、壁を利用するメリットは主に以下の4つです。
- スクリーンを購入する費用がかからない
- スクリーンを設置・保管する場所が必要ない
- スクリーンを設置する手間や時間がかからない
- 使用するたびに調整する必要がない
スクリーンは思ったより場所を取ります。そのため、スクリーンを出しっぱなしにしておけるお家は少ないのではないでしょうか。しかし、スクリーンを常設できない場合、毎回スクリーンを設置したり取り外したりする必要があります。
スクリーンを設置しなおすと、プロジェクターの位置関係が変わってしまうので、プロジェクターの調整も必要です。プロジェクターの調整はかなり面倒なうえ、調整がうまくいかないとせっかく高画質のプロジェクターを購入しても意味がありません。
このように、スクリーンを常設するのが難しい場合、使用するたびに手間がかかるので、そのうち使わなくなってしまうこともあります。この問題を一気に解決してくれるのが、壁をスクリーンにしてしまう方法なのです。
壁をスクリーンにしてしまえば、毎回の設置や調整が不要になります。そのため、テレビのような感覚でスイッチを入れるだけで、プロジェクターが使えるようになります。
壁に投影するデメリット
スクリーンではなく、壁を利用することによるデメリットは主に以下の2つです。
- 映像の画質(明るさやコントラスト)が低下する
- 最適な壁がない場合、壁紙を張り替える必要がある
スクリーンはもともとプロジェクターの映像を最良の状態で見ることができるよう、素材や質感を追求して作られたものです。ですから自宅にある普通の壁で代用しようと思うと、多少の画質低下は避けられません。画像の明るさやコントラストなどは、映像が映し出される壁の色や素材によってかなり左右されます。
特にプロジェクターの技術進歩によって高画質化された映像は、映し出される場所の影響をもろに受けるといっていいでしょう。使用するプロジェクターによっては画質を調節することも可能ですが、高画質を期待するのであれば、スクリーンを使うほうがいいと言えます。
壁に投影するのは、こんな人におすすめ
大画面で見たいけどスクリーンの設置がネックで、プロジェクターの購入に踏み出せない人は壁に投影することを検討してみましょう。
スクリーンの購入は壁投影で満足ができなくなってからでも遅くありません。プロジェクター単体で試してみて、気になるところを後からアップデートできるのがプロジェクターの良いところです。
スクリーンを設置する場所がどうしても用意できないという場合には、壁紙タイプのスクリーンも販売されています。
プロジェクターと相性の良い壁の選び方3選
壁にプロジェクターの映像を投影すると画質が低下すると紹介しましたが、いくつかのポイントを守れば画質の低下を防げます。ポイントを押さえることで、スクリーンを利用しなくても満足できる画質を楽しめるので、参考にしてみてください。
ここでは、とても重要なポイント3選を紹介します。
壁の色は白がベスト
プロジェクターの映像を投影する壁の色は、白がベストです。なぜなら、白色はすべての色をまんべんなく反射するからです。
例えば、黄色の壁に青い色を投影すると、緑色になってしまいます。見た目の色が変わってしまうと、ちょっと残念ですよね。そのため、可能な限り白に近い色に投影しましょう。
また、壁はスクリーンよりも光の反射が弱いため、暗く見えることがあります。特に、画面を大きくするためにプロジェクターを離れた場所に置くと暗くなりやすいです。
しかし、白い壁は光を反射しやすいので、離れた場所に置いても、輝度を得やすく、明るく鮮明な映像になります。
このように、できるだけきれいにプロジェクターの映像を投影するには、可能な限り白に近い色を選びましょう。
でこぼこのない壁が良い
壁の素材も映像の良し悪しに大きな影響を与えます。スクリーンの代わりにする壁は、凹凸のない滑らかな素材の壁がいいでしょう。壁の凹凸は映像のゆがみの原因になります。
特に人物の肌など明るく白っぽい部分は、壁の凹凸が模様のように浮き上がってしまうので気になるかもしれません。アニメなどの鮮やかな単色も壁の凹凸の影響を受けやすいでしょう。
プロジェクターからの光が壁に対して直角ではなく、下や横から角度をつけて投影する場合ほど壁の凹凸による陰影が出やすくなるという点にも注意が必要です。
壁は画面よりもひと回り大きい面積が必要
壁の大きさは可能な限り広く、近くに家具などがないほうが良いでしょう。画面のすぐ横に家具などがあると、場合によっては光が反射して見にくくなってしまうことがあります。
可能な限りといってもお部屋の広さには限界があるので、目安として画面よりひと回り大きな面積を確保するようにしましょう。プロジェクターの向きと壁の面はできるだけ直角になるように設置するのが望ましいです。
画面の大きさは、プロジェクターの種類と壁との距離によって大きく異なります。そのため、壁を選ぶ際には、どこにプロジェクターを置くのかも事前に考慮する必要があります。
メーカーによってはホームページに投影シミュレーターが用意されています。これは、プロジェクターと壁の距離、そして画面の大きさなどから、どのプロジェクターが使えるかを判断するためのものです。
室内ではプロジェクターを置ける場所にも限りがあるので、投影シミュレーターを使ってどのくらいの大きさの画面になるのかを事前に計算してみてもいいでしょう。
壁に投影するためのプロジェクターの選び方
壁投影で映像の質を上げるにはプロジェクターの選び方も重要です。壁に投影するためのプロジェクターを選ぶ際には、次の2つのポイントに注目しましょう。
なお、プロジェクターの選び方について詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。
壁投影は明るいほうが良い
プロジェクターは製品ごとに明るさに違いがあります。基本的には、輝度(ルーメン数)が高い、つまり明るい製品ほど壁投影したときの映像が鮮明です。
壁投影はスクリーンと比べてどうしても、明るさが落ちてしまいます。そのため、スクリーン投影よりも明るさが要求されます。特に、シャッターや遮光カーテンがなく真っ暗にできない部屋では、コントラストが出にくくなってしまうので、輝度が十分に高い製品を選びましょう。
なお、輝度(ルーメン)について詳しく知りたい方は、「プロジェクターの明るさの単位、ルーメンとANSIルーメンとは?」もご覧ください。
短焦点プロジェクターは要注意
プロジェクターの中には、短焦点や超短焦点のプロジェクターがあります。短焦点のプロジェクターは、焦点距離が短いため、壁からの距離が短くても大画面になり、狭い部屋で重宝します。
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しかし距離が短い分、壁に対して斜めに光を投影することになります。特に、超短焦点プロジェクターは真下から投影するので、壁に凹凸があると陰や歪みになりやすいです。壁投影をする場合は、凹凸がない壁紙にしましょう。
自宅に合った投影方法にしよう!
今回はプロジェクターの壁投影について紹介してきました。
壁投影は、スクリーン使用時と比べて画質が低下してしまうのは否めません。しかし自宅のスペースや手間、費用などを考えると、壁投影にはさまざまなメリットがあります。
壁の色や素材、プロジェクターの性能を検討すれば、想像以上に綺麗な映像を楽しむことが可能です。プロジェクターを初めて設置する場合には、壁投影を検討してみましょう。
FUNLOGYでは小型のものから高解像度のものまで、壁投影に合うプロジェクターを多数取り扱いしています。FUNLOGYのプロジェクターでどれが良いか迷ったら、「もう迷わない!シーン別おすすめ家庭用プロジェクターの選び方」「もう迷わない!シーン別おすすめビジネスプロジェクターの選び方」の記事も参考にしてみてください。
これからもFUNLOGYでは皆様の日常に役立つ情報を随時発信していきます。
次回もお楽しみに!
FUNLOGY
グリ