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こんにちは、FunLogyのカナです。

本日は予算2万円のプロジェクターを使って、5分で作れるホームシアターの作り方をご紹介します。

  • ホームシアターは初期投資が高い
  • 専用の広い部屋がないと作れない
  • 作るには手間と時間がかかる
  • そもそも作り方が難しい


そんなイメージから、なんとなく手を出せずにいるという方へ。
この記事を読んでいただければ、ホームシアターに対するイメージが変わるかもしれません。
6畳のマイルームを、映画やドラマを観るときだけ、迫力あるシアタールームに変身させてみませんか?

この記事では「手軽に、簡単に作る」ことにフォーカスして、ホームシアターの作り方をご紹介します。
ぜひお気軽に読んでいってください。


プロジェクターは2万円、その他のものに1万円

財布の中身を確認する男性

まず初めに、マイルームをシアタールームへ改造する予算をお話しします。
ホームシアターは上限のないものです。こだわればこだわるほど、いくらでも予算をかけることができますし、もちろんそれだけ環境は向上していきます。

では下限はどうでしょうか?
最も安く、満足できるホームシアターの予算として、私は【3万円説】を推奨します。

内訳はこの通りです。


3万円で完成させるシアタールームの内訳

 

  • プロジェクター……2万円
  • その他、接続や投影を快適にするためにかかる付属品……1万円


付属品については追って説明しますが、千円程度~1万5千円程度の間でばらつきが生まれるかと思います。中にはすでに「それは持っている」というものもあるかもしれません。
予算とお手持ちのもの、さらにホームシアターをどんなふうに使いたいかによって、購入いただくものが変わってくるでしょう。

まずはホームシアターのメインとなる、プロジェクターから説明していきます。

予算2万円のプロジェクターとは?


予算2万円でプロジェクターを選ぶ場合、どういった機能のものが購入できるのでしょうか。また、どれくらいの性能があれば、初級のホームシアターとして十分な使い方ができるでしょうか。
以下におすすめの条件を挙げてみます。


2万円で選ぶプロジェクターの条件

小型プロジェクター FunLogy HOME

  • 明るさは【100ANSIルーメン】以上
  • 解像度は【854×480ピクセル】程度以上
  • OSは非搭載(Wi-Fiによる無線接続機能がなく、有線接続のみ)
  • 短焦点モデルではない


上記の4つを満たすものがおすすめです。
FunLogy HOME のスペックシートを参考にしつつ、それぞれ少し詳しく解説していきます。


1.明るさは【100ANSIルーメン】以上

小型プロジェクターFunLogy HOMEスペック表 明るさ100ANSIルーメン
プロジェクターは光によって映像を投影します。すべての機種に【明るさ(ルーメン値)】がありますが、100ANSIルーメンはどれくらいかというと、大体このようなイメージです。

  • 日中の外のように明るい部屋……色が薄くなりやすく、綺麗には映らない映像がある
  • 歩けるが本を読むには暗く感じる、夕方程度に薄暗い部屋……ほとんどの映像は綺麗に見える
  • カーテンで遮光し、電気を消した、夜のように暗い部屋……すべての映像がとても綺麗に見える


夕方程度の薄暗さまでの遮光ができる環境がおすすめです。
お部屋の都合上、遮光するのがどうしても難しいという場合でも、時間帯を工夫すれば問題ありません。夜に電気を暗くしてお使いいただけば、本来の明るさが発揮できるでしょう。


2.解像度は【854×480】程度以上

小型プロジェクターFunLogy HOMEスペック表 本体解像度1280×720 対応解像度1920×1080
解像度は映像のきめの細かさ=美しさです。数値が高いほど美しい映像になりますが、最低限854×480ピクセル程度あれば、多くの映像は十分に投影することができます。

字幕の多い映画などを観る場合には、できるだけフルHD(1920×1080)に近い解像度のものを探しましょう。1万~1万5千円程度予算を上げられるのであれば、フルHDプロジェクターを検討しても良いかもしれません。

フルHDプロジェクター FunLogy HD

フルHDプロジェクター FunLogy HD


また、近年はフルHDの映像も増えていますので、可能であればプロジェクター自体の解像度がフルHD以下でも、【対応解像度】がフルHDの機種を選ぶと良いでしょう。


対応解像度とは


対応解像度とは、そのプロジェクターが処理できる最大の解像度です。例えば FunLogy HOME であれば、プロジェクターが持つ解像度は1280×720ですが、フルHDの映像を流しても、1280×720に自動で変換して投影することができます。
フルHDの映像を観る際に、解像度を変換する必要がないため、手間をかけずに観ることができます。
「映像がフルHDで観られる」という意味ではない点のみご注意ください。


3.OSは非搭載(Wi-Fiによる無線接続機能がなく、有線接続のみ)

小型プロジェクターFunLogy HOMEスペック表 OS非搭載
プロジェクターには大きく分けて、有線接続をする機種と、有線または無線接続の両方ができる機種があります。
これはOSが搭載されているか否かによって、プロジェクターがWi-Fiに接続できるか否かが変わるためです。

予算2万円で選ぶプロジェクターでは、OSをあえて【非搭載】に絞ることをおすすめします。
OSを搭載すると価格が上がりやすく、2万円台では選べる範囲が狭くなってきます。価格の高くなる機能を無理に搭載しているので、他のスペックが低くなっている可能性も否めません。

有線接続は、基本的には【HDMIケーブルで繋ぐだけ】という意外に簡単なものです。
一度できてしまえば迷うことはありませんので、有線接続の機種を選ぶことをおすすめします。

iPhoneとの接続Android端末との接続 もできますが、最も簡単なのはパソコンとの接続、またはAmazon Fire TV StickをプロジェクターのHDMI端子に直接差す方法です。
この記事内で後ほど「簡単・快適なホームシアターを作るおすすめのアイテム」として紹介いたします。


4.短焦点モデルではない

小型プロジェクターFunLogy HOMEスペック表 焦点距離132cmから
最後に、焦点距離の問題です。
プロジェクターには壁から一定の距離を離して投影する通常のレンズを搭載したものと、壁にぴったりとつけても投影できる、焦点の短い特殊なレンズを搭載したものがあります。
短焦点プロジェクターと呼ばれるこれらのプロジェクターは、便利な反面、通常のプロジェクターよりも価格が高く、相場は10万円~といったところです。

今回の記事では予算を大きく超えているため、除外とします。
もう少し詳しく知りたいと思ってくださった方は、こちらの記事をぜひご覧ください。

超短焦点プロジェクターとは?基本の特徴とメリット・デメリット

超短焦点プロジェクターとは?基本の特徴とメリット・デメリット


以上が予算2万円でプロジェクターを選ぶときの、押さえておきたいポイントになります。


予算1万円で選ぶ周辺機器


さて、プロジェクターが決まったらホームシアターは半分完成したようなものです。
ここからは購入したプロジェクターを使って、さらに満足度の高いホームシアターを作るための項目になります。

この記事では、【満足度の高いホームシアター=簡単な操作で快適に色々な映画やドラマが楽しめるホームシアター】として、プロジェクターと一緒に購入するべきおすすめの周辺機器をご紹介します。

すべてを揃えるのではなく、お部屋の環境やホームシアターの使い方に合わせて、ご自分のシアタールームに必要なものを選ぶというイメージでご覧いただければ幸いです。


簡単・快適なホームシアターを作るおすすめのアイテム

1.接続用のケーブル


プロジェクターと、投影する映像の入ったデバイスを接続するケーブルです。
以下3つの代表的なデバイスに合わせてご紹介します。

  • パソコン……HDMIケーブル
  • iPhone……(YouTubeなどの無料動画のみを観る場合)HDMIケーブル+iPhone用HDMI変換ケーブル / (Netflix、Amazonプライムビデオなどの有料動画を観る場合)HDMIケーブル+Apple純正のLightning - Digital AVアダプタ
  • Android端末……メーカーが販売している、各デバイスに対応するHDMIケーブル


iPhoneについては、著作権保護の関係上、アプリが配信する有料の映画やアニメは専用のケーブルを通さないと投影できない場合が多くあります。
Apple純正のLightning - Digital AVアダプタは、必ず正規のApple Storeでお買い求めいただくことをおすすめします。

Android端末については、映像の有料・無料にかかわらず、デバイスそのものがMHL機能というものに対応していないと投影ができません。Androidスマートフォンなどをプロジェクターと繋ぎたいと考えている方は、事前に説明書でご確認いただくか、メーカーにお問い合わせください。

予算は千~6千円程度。
HDMIケーブルはプロジェクターに付属していることも多いので、その場合は用意不要です。FunLogyでは基本的に付属させています。

ケーブルを繋ぐのがなんだか難しそう、調べる時間がない、という方には、次にご紹介する「ストリーミングデバイス」がおすすめです。


2.ストリーミングデバイス

プロジェクターに挿されたストリーミングデバイス Amazon Fire TV Stickストリーミングデバイスとは、それまでスマートフォンで観ることがメインだったNetflixやAmazonプライムビデオ、Huluなどのビデオオンデマンドサービス(VOD)を、テレビでも楽しめるように作られたデバイス。
人気のものでは、Amazon Fire TV Stick、Chromecastなどがあります。

これらのストリーミングデバイスを直接、プロジェクターのHDMI端子に挿していただければ、プロジェクターがテレビの代わりとなって、各種VODを楽しむことができます。
パソコンやスマートフォンなどのデバイスと接続しないので、上記で挙げたケーブルの用意は必要ありません。

予算はおおよそ5千円程度です。


3.スクリーン


お部屋の壁が白系ではない、ラメや模様が入っているなどの場合、プロジェクターの映像に壁の色や模様が反映されてしまい、映像が綺麗に映らないことが考えられます。
その場合には、スクリーンを使うことで解決できます。

自立式50インチスクリーン FunLogy 50

自立式50インチスクリーン FunLogy 50

壁に貼る93インチスクリーン FunLogy Easy

壁に貼る93インチスクリーン FunLogy Easy


スクリーンには床に立てて使用する自立式や、壁に貼って使用する貼り付け式など、様々なタイプがあります。
観たい画面サイズや設置したい場所に合わせて、好きなものをお選びいただくのが良いかと思います。

予算は5千~9千円程度です。


4.遮光カーテン


カーテンを閉めても部屋の中が真昼のように明るい。そんな場合は、カーテンの【遮光の等級】が低いのかもしれません。
カーテンには1~3までに分類される遮光性の等級があり、1級が最も光を通しません。

もしお部屋がどうしても明るく、プロジェクターの性能が満足に発揮できないというときには、カーテンを遮光性の高いものに変更するのもおすすめです。
ホームシアターを日中に使用する場合などにご検討ください。

予算は5千~1万円程度です。

ちなみにカーテンを白系にしておけば、こんな楽しみ方もできます。

プロジェクターを使って白いカーテンにオーロラを投影したところ

カーテンにオーロラを投影して、自宅で旅行気分。


5.外部スピーカー・サウンドバー

サウンドバー FunLogy SOUND3

2.1chサウンドバー FunLogy SOUND3


プロジェクターに音声出力機能がなかったり、音声の質が物足りないと感じた場合には、外部スピーカーを接続するのがおすすめです。
音声出力機能の有無はスペックシートを確認しましょう。スピーカーが搭載されていれば、プロジェクターのみで音を出すことができます。

小型プロジェクターFunLogy HOMEスペック表 スピーカー搭載

FunLogy HOME のスペックシート。
スピーカーの記載があり、搭載していることが分かる。


外部スピーカーを接続することで、さらに良い音質で映画やアニメが楽しめたり、好みの音質に調整したりすることができるようになります。
ミュージカルやライブ映像など、音を重視する作品がお好きな方は、思い切って導入していただくとより充実したホームシアターをお楽しみいただけるかもしれません。

予算は1万円程度からです。


6.プロジェクター台


プロジェクターの置き場所に悩む方は意外と多いです。特に短焦点ではない通常レンズの機種の場合、プロジェクターを壁やスクリーンに対して映像のサイズがちょうどよくなる位置に持っていってみたら、そこにはちょうど棚もテーブルもなく、置き場所がなかったということも。
ちょうどいい台がない場合には、収納もかねてプロジェクター台を購入してしまうのもおすすめです。

台に決まりはないので予算の幅は広くなりますが、ラックであれば2千~5千円程度。可動式の台であれば5千~1万円程度を目安に用意できるでしょう。


2万円のプロジェクターとたったの5分で、自宅にシアタールームを


必要な周辺機器が揃ったら、シアタールームはもう9割完成しています!
いよいよプロジェクターの電源を入れてみましょう。

有線接続プロジェクターなので、パソコン、スマートフォン、どちらのデバイスと接続していてもHDMI端子を使用しています。
そのため、電源を入れたら設定画面(あるいは投影モードの変更画面など)を選び、モードを【HDMI】に。機種によって多少のボタン表示の違いはありますが、基本的にはこれだけで映像が投影されます。

小型プロジェクターFunLogy HOMEの実際の投影の様子

ケーブルを繋いで、電源を入れて、お部屋の遮光を整えて、クッションや飲み物を用意して……、5分もあればお部屋がシアタールームに変わるはずです。
平日の夜に、休日の昼間に、ぜひシアタールームでゆったりと過ごしてみてくださいね。


FunLogy
カナ

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