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こんにちは、FunLogyの山川です。
前回の記事【キャンプに必要なランタンの数とは?役立つ用品も一緒に紹介】は参考にしていただけましたでしょうか?
ランタンを購入して、様々なキャンプ用具を揃えていくと、ランタンに関連した用具も必要になってくることがわかります。ランタンスタンド や ランタンケース といったものがランタン用具のなかでは有名ですが、他にもランタンハンガーという用具が非常に便利で購入しやすいものだと思います。
この記事ではランタンハンガーについてご説明し、そのメリットやランタンハンガーを選ぶための基準などを紹介いたします。
ランタンハンガーとは?
ランタンハンガーとはランタンを吊るして高い位置で安定させるためのランタン用具の一つです。テントやタープなどのポールに引っ掛けて使うものがほとんどで、その性質から小型のものが多くなっています。
ランタンを高い位置で安定させる用具としてはランタンスタンドが挙げられますが、ランタンスタンドと比べて気軽に購入することができ、サイズも小さめなので、キャンプに持っていく用具として追加しても移動するのに負担になりにくいです。特に荷物を少なくしたい徒歩でのキャンプや、一人で行うソロキャンプの際にはこのような小型のキャンプ用具が適していると言えます。
ランタンハンガーを使うメリット
それではランタンハンガーを使用するメリットはどのようなものが挙げられるでしょうか。この記事では、
- ランタンの転倒を防ぐ
- 安価に購入できる
- タオルやゴミ袋などがかけられる
という3点について説明します。
1.ランタンの転倒を防ぐ
ランタンハンガーの最大のメリットはランタンの転倒防止です。特にガスランタンやガソリンランタンなどの揮発性の高い燃料を使うランタンの場合は、転倒によって他のキャンプ用具や衣類などに燃え移る可能性が非常に高いです。
キャンプ中にやけどを負ってしまうと病院も遠い場合がほとんどで、迅速な治療は難しいでしょう。そのような事態を避けるためにも、ランタンは転倒しにくい場所に設置する必要があります。
またメインランタンとして使用する場合には、ランタンを高い位置に置くことで、より広範囲に明かりを広げることができます。ランタンの設置場所や用途に合わせて、ランタンハンガーを上手に使うのがコツです。
2.安価に購入できる
ランタンハンガーの2つ目のメリットは、同じ用途であるランタンスタンドよりも安価に購入できるという点です。ランタンスタンドは、スタンドとして地面に固定してランタンを吊るすので、ある程度の重さや大きさが必要になってきます。同時に価格も高価になりやすいため、キャンプ初心者には手が出しにくいというデメリットがありました。
逆にランタンハンガーであれば、800円程度から購入できるものもあるので気軽にランタンの追加用品として購入できるでしょう。キャンプ用品店だけでなく、ホームセンターや100円ショップなどにも販売している場合があります。まずは使ってみて、便利さを実感してみるというもの良いかもしれません。
3.タオルやゴミ袋などがかけられる
ランタンハンガーのメリットとして大きいものは、ランタン以外のものを吊り下げることができるという点にあります。ランタン以外にも調理器具や服などのちょっとしたものから、調理を終えたあとのドライネットを吊るすことで、早めに濡れたものを乾かすことができます。
注意点としては、ランタンハンガーには吊るすことができる重量が決められていることです。規定の重さより重いものを吊るしてしまうと形が変形したり、場合によってはランタンごと外れて地面に落ちてしまうこともあるので、小物のかけ過ぎには気をつけましょう。
ランタンハンガーの設置場所はどこ?
ランタンハンガーは主にテントやタープのポールにつけてランタンを吊るします。キャンプサイトでは意外とランタンを置く場所がなかったり、テーブルの上に置くにはスペースに余裕がなかったりすることがよくあります。
狭い場所の場合は、ランタンスタンドを立てるスペースもない、なんてこともあるかもしれません。そのためポールにランタンハンガーをつけるだけでランタンが準備できるのは手間がかからず楽でもあります。
ランタンハンガーを選ぶ基準とは
そんな便利なランタンハンガーはどのように選んだら良いでしょうか。この記事では、
- 取り付ける方式
- 素材
- 取付可能なサイズ
の3点から、ランタンハンガーを選ぶ基準を説明いたします。
1.取り付ける方式
ランタンハンガーにはクリップ・挟み込み式と巻き込み式の2つの取り付け方式があります。それぞれの特徴をよく把握して必要な機能を確認してから購入しましょう。
1-1.クリップ・挟み込み式
ランタンハンガーの1つ目の取り付け方式はクリップ・挟み込み式です。この方式は使い方が簡単で、かつ固定力が高くハンガーがずれにくいのでランタンハンガー初心者にはおすすめです。
クリップ式はポールにランタンハンガーを挟んでから固定するもので、挟み込み式はポールにランタンハンガーのフックを通して固定するものです。
1-2.巻き込み式
もう一つの取り付け方式である巻き込み式は、ランタンハンガーのランタンを吊るす方と反対の側をポールに巻き付けます。ランタンを吊るすと、ランタンの重みがテコの原理を起こし、巻き付けた方に圧力がかかることでランタンハンガーが固定されます。
このためランタン以外にもかなり重いものを吊るすことができます。ケトルなどを使い終わった後に乾かすこともできるので非常に便利です。
2.素材
ランタンハンガーにはランタン同様様々な素材の商品が販売されています。それぞれ特徴がありますが、なにより自分の気に入ったデザインを選ぶのが良いでしょう。代表的な素材ではどのようなものがあるのか、紹介します。
2-1.鉄製
重厚な質感で、ヴィンテージのランタンを使う場合には鉄製のランタンハンガーを利用するのをおすすめします。頑丈な作りになっている物が多いのが特徴で、強度が高いので重いランタンでも気軽に吊るすことができます。
2-2.ステンレス製
丈夫で手入れのしやすいステンレス製のランタンハンガーは、鉄製のものよりも軽量で持ち運びがしやすいです。また価格も安い場合が多いので、まずは購入してみて便利であれば他の種類も購入するという順番でもいいでしょう。
2-3.木製
木製のランタンハンガーの魅力は、見た目と質感によるキャンプの雰囲気づくりです。鉄製のランタンハンガーほどの強度がないためあまり重いランタンや小物を吊るすことはできませんが、キャンプシーンに映える木製のランタンハンガーは、一度は使ってみたいアイテムです。
3.取付可能なサイズ
ランタンハンガーを選ぶ上で重要な点は、ランタンハンガー自体が取り付けられるサイズを測っておくことです。ランタンハンガーは商品によって、取り付けられるサイズが異なります。設置しようとしているポールのサイズがランタンハンガーの取付可能サイズに適合していないとしっかりと設置できない場合があります。
そのために、設置する予定のポールの直径を予め計測しておき、そのサイズに適合した取付可能サイズのランタンハンガーを選びましょう。複数の場所に設置する予定があったり、ポールの直径計測に不安がある場合には、取付可能なサイズの範囲が広く設定されているモデルもあるので、そのようなタイプを選ぶのがベストです。
手軽で便利なランタンハンガーを活用しよう
いかがでしたか?ランタンハンガーについてよく理解できたかと思います。ランタンハンガーはランタンスタンドと目的が似ていますが、便利さや価格帯で大きく異なる面があります。そのような点とメリットなどをしっかりと見分け、自分に必要なランタンハンガーを見つけましょうね。
FunLogy
山川