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こんにちは、FunLogyのトクです。
前回の記事 を読んでくださった皆様、ありがとうございました。

今回は年の瀬ということで、FunLogy、もとい株式会社Sandlotsで過ごした今年一年を振り返ってみようと思います。


転職から始まった一年


そもそも、私は2021年1月に転職で入社したわけなんですが、今年は怒涛の勢いで過ぎた一年という感じでした。

前職は大手メーカーのグループ会社に努めていたのですが、子会社という立場や業界の性質上、とても古きを重んじる会社でした。よくある「日本らしい会社」ですね。
前職とSandlotsを比較すると、会社の体質すべてが真逆でした。
どちらも一長一短ありますが、無鉄砲で、協調性のない私に向いているのはSandlotsでした。


2021年1月は分解の日々


Sandlotsで最初に与えられた役割は「品質管理」でした。
当初は不具合のある商品をひたすら分解していました。おそらく基盤が壊れているんだろうけれど、初めて見るもので何がなんだかわかりません。

いろいろ勉強してみると、「集積回路の不良」と「ハンダ不良」が故障の大きな原因でした。「ハンダ不良なら解決できるかも!」と思いついたことがあり、自ら工場に飛んでいこうとしたのですが、コロナ渦のちょうど真っ只中で行けず。このときの思いつきは妄想に終わりました。

トクが分解した品々

結局、故障部品を現地工場に送り解析してもらうことにしました。
結果として不具合の発生率を下げることには繋がったので、まあこれも良かったかなと思います。


2021年2~3月はまだまだ続く分解の日々


とにかく分解を続けます。分解を続けると、次第に故障箇所が特定できるようになってきました。
故障した部品だけを取り除き、代わりに故障していない部品を取り付けるとちゃんと動きます。当たり前といえば当たり前ですが。

ということで、故障しやすい部品を仕入れ、保証期間を過ぎたお客様でも、迅速に、最低限の価格で修理できるようになりました。

プロジェクターを分解するグリ

ホームページの修理に関するご案内で使用しているこの写真も、ちょうどこの頃に撮影していましたね(実際の修理時はちゃんと絶縁マット敷いてます)。
危ないのでご自宅で分解するのはだめですよ。


2021年4~6月からは新製品の開発へ


この頃から、品質管理で培った知識を生かして新製品の開発に注力し始めました。サンプルをたくさん仕入れ、これも分解していきます。

なぜこのサンプルは音質が良いのか?
なぜこのサンプルは単価が高いのか?

などなど、サンプル一つひとつを丸裸にしていき、そうして見つけた多数のポイントが集約されて FunLogy Portable となったわけです。FunLogyの人気製品は、たくさんの分解されたサンプルの上に成り立っています。

ポータブルスピーカー・FunLogy Portable 開発の裏側



こちらの写真は事務所の廃棄コーナーですが、

事務所にある廃棄品のコーナー

故障して動かなくなった製品は、おおよそすべて、分解に興味を持ったアルバイトの子たちにバラされてここに来ます。
当時アルバイトは検品と雑務のみだったのですが、分解の楽しさを教えると自ら進んで製品を研究してくれて(これが何気に嬉しかったりします)、現在では社員と一緒に製品開発を行っています。


2021年7~9月はオリジナルの製品を求めて


新製品候補のサンプルをひたすら分解します。そして気づき始めます。

この造りならもっと安く、もっと性能の良いものが作れるのでは?
既存製品の悪い部分、わりと簡単に改善できるのでは?

そうして始まったのが、これまで以上にオリジナルの製品を造るための【金型開発】です。
我々の生活にあるほとんどのプラスチック製品は、ほぼすべて、金型を用いた射出成形によって製造されています。
射出成形とは、要はたい焼きです。
たい焼きの生地を鉄板で挟んで鯛の形に焼くように、溶けたプラスチックを2つの金属の型の間に注入し、型を冷却することでプラスチックを固めます。

しかし、蓋を開けてみると、ゼロから造ることに何も簡単なことなんてありませんでした。
部品の選定、構造検討、設計上の制約、開発コスト、ソフトウェア開発などなど、何をどうしていいか分からず、一歩進むたびに壁にぶつかりました。


2021年10~12月は分解の先へ


そろそろ分解にも限界がきました。もっと早く気づくべきだったのですが、組立が必要でした。

自分で計算し、設計し、試作し、また計算し、、、そうしていかないとノウハウが貯まらないことに気づきました。
前職では研究・開発部門で働いていたのですが、そこでやっていたことは分析→材料選定→設計→試作→失敗→分析、、、の繰り返しでした。研究試作はすべての工程を自分自身で行うことも可能で、自分の手で造り上げることによって、分析・設計結果が完成品にどのような影響を与えるのかがよく理解できていました。
製品は違えども、同じ過程が必要だということを感じました。


2022年の抱負


Sandlotsに入社し、この一年でD2C、ブランド、マーケティングなどなど、たくさんのことを学んできました。
2022年は、一度自身の興味の原点である「ものづくり」に立ち返り、試行錯誤を繰り返し、脳みそを使い潰そうと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
何か作って欲しいものがあればお気軽にコメントください。トライしてみます。

来年もよろしくお願いします。


FunLogy
トク

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