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こんにちは、FunLogyの山川です。

前回の記事【インピーダンスとは?スピーカーを選ぶ際重要な用語について解説】はお楽しみいただけましたでしょうか?

 

自宅で音響設備を整える場合、購入するプレーヤーでCDやDVD、ブルーレイが再生できるかどうか?ということは比較的簡単に判断できると思います。ところが、再生したいCDやDVD、ブルーレイの「フォーマット」にプレーヤーやアンプが対応しているか?ということについては、すぐにはわからない方も多いのではないでしょうか。

 分からないことを考えている女性

この記事では、CD・DVDやブルーレイなどのフォーマットと、それに対応するプレーヤーやアンプなどの周辺機器のフォーマットについて解説します。また、サラウンドなどに対応した音声フォーマットと、サラウンドシステムについても合わせて解説したいと思います。

 

 

対応フォーマットとは?

フォーマットとは再生するための形式のようなもので、そのフォーマットに対応していない音声は再生できません。例えばiPhone用のアプリがAndroidで使えないようなものです。

 

現在オーディオのファイルには2種類のファイル形式である「フォーマット」があります。その2種類とは「PCM」「DSD」であり、一般的に手に入れられる音楽のフォーマットは、ほとんどPCMです。

 

PCMとは?

PCMは「Pulse Code Modulation」の略で、アナログの音楽信号をサンプリング周波数と量子化ビット数のサンプリングデータからデジタル化するというものです。

単位はkHz/bitで表示され、例えば42.1kHz/16bitであれば1秒間に4万2千100回のサンプリングしたものを6万5千段階(2の16乗)の段階で表現ができるという表示になります。

 

難しい用語がならんでしまいましたが、単純にこのkHz/bitの数字が大きいほど、よりアナログの音に近い音を表現できるため、音質的にも良いと考えていいでしょう。

 

PCMには様々なバリエーションがあり、有名なものだとMP3、AAC、WAV、FLAC、WMA、ALACなどがあります。これらの種類の判別はファイル名の1番最後にある「.mp3」のような拡張子と呼ばれる表記によってわかります。

音楽の制作現場ではPCM形式の編集が行われる

このようにPCMが一般的に普及している理由は、音楽の制作現場において編集がしやすいからです。楽曲に効果のあるフェードアウトやカット、ミックスといった編集が簡単に行うことができ、そのためのソフトウェアが普及しているためです。

 

一方でDSDはこのような編集をすることが難しく、編集をしない楽曲にのみ使用されるフォーマットだと言えます。

 

次に、映画などの映像とともに使われる音声フォーマットについて、DTSとDolbyシステムの2つを紹介します。

 

DTSとは?

DTSとは、映画を鑑賞する際に感じることのできる「サラウンドシステム」に対応した音声フォーマットです。映画館では前方だけでなく、前後左右に置かれたスピーカーがそれぞれ別の役割を持って音を発することで臨場感のある環境を再現しています。

 

サラウンドシステムについては後から説明しますが、このDTSという音声フォーマットは多くの家庭用DVD、ブルーレイなどに採用されています。家庭でホームシアターを楽しむ方にとっては最もよく聞く音声フォーマットです。

 

DTSは他の音声フォーマットに比べても高音質であることを売りにしています。音声フォーマットの音質は転送レートが高いほど良いとされ、多くのDVDなどに採用されている「DTS Digital Surround™」は最大1.5Mbps、DTSの最上位フォーマット「DTS-HD Master Audio™」の転送レートは最大24.5Mbpsにもなります。

 

DTSはもともと劇場用の音声システムとして開発され、1993年公開のスティーブン・スピルバーグ監督『ジュラシック・パーク』に採用されたことから始まります。音質の良さを劇場から信頼され、次第に家庭用機器でも採用されるようになりました。

 

そのため、音質は世界中のプロフェッショナルから折り紙付きの形式であると言えます。

 

DTSの楽しみ方

家庭でホームシアターをDTS形式で再生する場合には、DTS形式で収録されたDVDやブルーレイのほか、DTSに対応したDVDプレーヤー、ブルーレイプレーヤーが必要になります。また、サラウンドのスピーカーへ接続したアンプがDTSに対応している必要があります。

 

最も普及している音声フォーマットがDTSですので、最新のプレーヤーやアンプを購入すれば対応している可能性が高いですが、メジャーなメーカーでない場合や古いアンプなどを使用する場合には、DTSに対応しているかをはじめに確認しておきましょう。

 

確認を方法は非常に簡単で、DVDやブルーレイの場合にはパッケージの裏側に、プレーヤーやアンプなどの場合には本体の前面などに「DTS」のロゴマークがついています。

 

Dolbyシステムとは?

映画などの映像作品に採用される音声フォーマットとしてもう一つ有名なものがDolbyシステムです。これは「Dolby labolatories. inc」によって開発されたものです。1965年にレイ・ドルビーというエンジニアによって開発され長い歴史をもつ音声フォーマットです。

 

Dolbyの種類

長い歴史の中でDolbyの音声フォーマットにも多数の種類が生まれました。

代表的には、アナログ4chの「Dolby surround」、デジタルマルチチャンネルの「Dolby digital」、5.1chに対応し、バックグラウンドチャンネルを追加した6.1chの「Dolby digital surround EX」などがあります。

 

Dolby digital surround EXは映画『スターウォーズ エピソード1』の製作に合わせて、ルーカスフィルムのTHXと共同開発されたものとしても有名です。

 

新たなフォーマット「Dolby Atmos」

近年、上記のフォーマットに加えて、Dolby Atmosという音声フォーマットが開発されました。これは通常の「サラウンドシステム」にプラスして、天井スピーカーからの発声を可能にしたものです。

 

これにより今までは2次元的な音の伝達しかできなかったものが、3次元的に音を表現することができ、より臨場感のある雰囲気を出すことができるようになりました。

従来のサラウンドシステムのイメージ

Dolby Atmosによるサラウンドのイメージ

サラウンドシステムとは?

映画館の座席 前だけでなく左右と後方からも音が聞こえる

サラウンドシステムとは、簡単に言えば3つ以上のスピーカーからそれぞれ異なる音が出ていることを言います。

5.1chサラウンドスピーカー FunLogy LIVE

FunLogyの5.1chサラウンドスピーカー FunLogy LIVE

 

Dolbyシステムで触れた5.1ch7.1chといった表記はこのサラウンドにあたります。

実生活では音が聞こえるのは正面からだけでなく、左右からと後ろからも聞こえてきます。音楽を聞く場合には正面からだけの発声で問題ないですが、映画などでは背後から聞こえる声などが後ろのスピーカーから聞こえるとより違和感なくその映像に没入できます。

 

この没入感や臨場感は、スピーカーのチャンネル数を増やすことでより豊かになる傾向があります。また、前述したDolby Atmosによって前後左右だけでなく天井から聞こえる音も再現されるようになったので、よりリアリティのあるホームシアター環境にできるようになりました。

 

しかし、一方でいくつものスピーカーを部屋の中に配置することが難しい場合もあります。特に日本の家屋ではシアタールームは家のリビングなどと兼用している場合がほとんどで、リビングにたくさんのスピーカーを配置することは大変かもしれません。

 

そこでスピーカーの数自体を減らしながらも擬似的にサラウンドシステムを再現する「バーチャルサラウンドシステム」が誕生しました。

 

バーチャルサラウンドシステム

バーチャルサラウンドシステムとは、スピーカーの数は最小限に抑えつつも擬似的に5.1chなどのサラウンドシステムを再現することのできる機能です。

 

これは人間の耳が左右2つからしか聞き取れないということに注目して、微妙な音のズレなどを正面のスピーカーだけで再現することでリアルな音の広がりを実現したものです。

 

また、最近ではスマートフォンにバーチャルサラウンドシステムが採用されるなど、左右のイヤホンやスマホのスピーカーだけで臨場感のある音を再現できるようにもなっています。

 

サラウンドシステムに対応したスピーカー 

いかがでしたか?対応フォーマットについて、サラウンドシステムに使われるフォーマットについて理解できたと思います。自宅の環境やアンプなどの周辺機器に合わせたフォーマットを確認して、よりよいホームシアターを楽しんでください。

 

次回は近年一般的になってきた、ハイレゾについてお話しいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

FunLogy

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