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こんにちは、FunLogyのカナです。
皆様、おうちで音楽を聴くとき、音量は意識しますか?

スピーカーは、スマートフォンよりも迫力のある大きな音が出せることで人気です。私たちも製品のポイントを紹介するときに、「迫力の大音声!」と謳うことがよくあります。

しかし実際には、迫力のある大きな音が嬉しいときと、そうでないときがありますよね。
例えばマンションや、一人暮らしのアパートで音楽を聴きたいと思ったときなどは、隣の部屋に音が漏れてしまわないか=騒音にならないか、という心配があるのではないでしょうか。

今日はそんな、スピーカー購入時のハードルになりがちな騒音問題について、よくある疑問と簡単にできる対策をまとめてみました。


「環境基準」を意識してみよう

一般的な居住区の代表格・アパート

「騒音」と一言でいいますが、音をうるさく感じる度合いには個人差があります。車の走行音がする場所では眠れないという人もいれば、線路沿いの家でもまったく気にならないという人もいるでしょう。

そのため、隣の家、隣の部屋の人がどれくらいの音量を騒音と感じるかは、厳密には知ることができるものではありません。しかしながら、一般的に騒音とされず、望ましい生活音のレベルというものは、環境省によって「騒音に係る環境基準」として定められています。

騒音に係る環境基準


「騒音に係る環境基準」では、地域を「AA・A・B・C」、時間帯を「昼間・夜間」と分けて、それぞれの環境ごとに騒音とならない音を決定しています。
詳細は 環境省のページ をご覧いただくのがよいかと思いますが、ここでは簡単に、その基準をご紹介します。

AA(療養施設などが近く、特に静かな環境が求められる地域)

  • 昼間 50デシベル以下
  • 夜間 40デシベル以下

AおよびB(主に住居が占める地域)

  • 昼間 55デシベル以下
  • 夜間 45デシベル以下

C(住居の他、商業・工業施設が存在する地域)

  • 昼間 60デシベル以下
  • 夜間 50デシベル以下

一般的な居住区では50デシベルくらいが基準


この基準を見る限り、大体「50デシベルくらいならOK、夜間はそれより少し控えめに」と考えればよさそうです。
マンションや壁の薄いアパート、隣との距離が近い賃貸のお部屋などでは、日頃から夜間を基準にしておくと良いかもしれませんね。

50デシベルを常に維持することは難しいかもしれませんが、自分の住んでいる地域における望ましい生活音のレベルを知っておくことで、近隣とのトラブル防止になるだけでなく、自分自身も「音が大きすぎるかな」と不要な心配をせずに済むようになります。

なお、上記の基準は国全体のものであり、市区町村によって若干の変動があります。より正確に知りたい場合は、お住いの市区町村のホームページから調べましょう。「〇〇市 環境基準」などで検索できます。

例:千葉市 環境基準


50デシベルとはどれくらい?

デシベル測定器

それでは、一般的な生活音の基準となる50デシベルとは、具体的にどれくらいの音量なのでしょうか。
身近なものでいうと「オフィスなどの静かな建物内で日常的に聞こえている音」がこれにあたります。

人の声で例えると、ささやき声が30デシベル、通常の会話で発する声が60デシベル、人混みの中で話すときの少し張り上げた声が70デシベル以上と言われますので、大体想像がついてくるのではないでしょうか。

50デシベルを測る方法はある?


もっと正確に50デシベルを知りたいという場合には、以下の方法で音量を測定することができます。

1.測定器を使う


「騒音計」という名前で販売されている場合が多い他、希望すれば市区町村から貸し出しを受けられる場合もあります。
自分で購入する場合は、価格帯も手ごろな「簡易騒音計」で十分です。音だけでなく振動も測れるものであれば、スピーカーから流れる音楽以外にも、洗濯機やエアコンの室外機など、家電が発する音や振動全般を知る良い機会になるかもしれません。

2.アプリを使う


最近では、騒音を測ることのできるスマートフォンアプリがあります。測定器を購入するほど不安ではないけれど、一度知ってみたいという方には、アプリの利用がおすすめです。
アプリによっては測定器よりも誤差が生じやすいものも多いので、あくまでも大まかな目安として扱うのが良いでしょう。


スピーカーを楽しむための簡単な防音対策

防音対策にもなる本棚

それでは、実際にスピーカーで音楽を楽しむときの防音対策をご紹介します。
50デシベルを意識した音量と併せて対策いただくことで、より手軽に防音ができるものを中心にご紹介しますので、静かな住宅地やマンション、賃貸のアパートにお住いの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.スピーカーを壁に密着させない


スピーカーと壁の間に、30cm~1.5mの距離を取り、スピーカーが壁にぴったりとくっつかないように設置しましょう。この対策には、2つの利点があります。

  • 壁から離れることで隣の部屋へ音が伝わりにくくなる(防音)
  • スピーカーの周りに空間が生まれることで、音の反射が減り、スピーカーがより本来の性能で音楽を流せるようになる(音質の向上)


防音対策に加えて、音楽もより良い音で聴けるようになるのでおすすめです。

2.スピーカーを目線の高さに設置する


音楽を聴く自分の顔と同じか、5cm程度低い位置にスピーカーを置くと、音の輪郭をよりはっきりと感じることができるようになり、結果として大音量でなくても満足できるようになります。
大型のスピーカーでは難しいかもしれませんが、ポータブルスピーカーなどの場合には、簡単に試せるのでぜひ実践してみてくださいね。

3.重低音が強い音楽を聴くときは音量を少し控えめにする


低音は高音に比べて響きやすい傾向にあります。低音域が中心の音楽を聴くときは、高音域が中心の音楽を聴くときよりも、気持ち音量を下げると良いでしょう。

4.背の高い家具が多い部屋で聴く


壁沿いに背の高い家具があると、壁の防音の役割を果たしてくれます。スピーカーをどこに置こうかな?と迷った際は、背の高い家具が多い空間を選ぶのがおすすめです。
家具が壁にぴったりくっついていると振動が伝わってしまいますので、家具と壁の間には1cmくらいの隙間を作るのが理想的です。隙間があれば掃除もしやすくなるので良いですね。

5.厚手のカーペットを敷く


マンションや賃貸アパートなどの2階以上に住んでいる場合、隣と合わせて気を配りたいのが階下への音漏れです。特に重低音は響きやすいので、気になる場合はカーペットを敷きましょう。
防音という観点からは、できるかぎり床の全面に敷き詰められるとベスト。家具の下もカバーできると、一番防音性が高くなります。

6.遮音カーテンを利用する


一戸建てでも隣の家との距離が近い場合、意外に音漏れの原因となるのが窓。ガラス窓はどうしても壁と比べて遮音性が下がるため、窓と窓が向かい合っている場合などは、お互いに音が聞こえやすくなります。
対策としてはスピーカーを窓から離して設置する他、遮音カーテンがおすすめです。購入の際は窓を全体的に覆えるよう、少し大きめのサイズを選ぶようにしましょう。


正しい騒音対策を知れば、マンションやアパートでもスピーカーを楽しめる

部屋の中心に置かれたスピーカー

いかがでしたでしょうか。今回は、環境に合わせた騒音対策でスピーカーを楽しむ方法についてご紹介しました。
大きな音が出せない環境ではスピーカーが使えないかというと、そのようなことはなく、むしろ音を流すことに特化したスピーカーを利用することで、スマートフォンやテレビを通すよりもはっきりとした聴きやすい音を聴ける=結果的に音量が下げられる、という場合もあるのです。

今回は音楽鑑賞を例としてご紹介しましたが、同じことがテレビ鑑賞にも言えるので、テレビの音量を上げすぎてしまう問題でお困りの方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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それでは、次回もどうぞよろしくお願いします。


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カナ

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