この記事はIT / テック / ガジェット系フリーライター 小暮ひさのり さんに、FUNLOGY Portableを体験していただいたレビュー記事です。
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理由を作って出かけたくなる。
恋愛を語るときに、こういった表現が使われますよね。目的なんてどうでもよくて、出かける事。一緒に居ることで、得られるワクワク・ドキドキがメインの楽しみ。そういう意味では、この体験は、恋愛のそれにも似ているのかもしれません。
そんなFUNLOGYのポータブルスピーカー「FUNLOGY Portable」のレビューです。
気軽に持ち運べるカジュアルさでいい音が鳴る
片手で持てるサイズのBluetooth 5.0対応のポータブルスピーカーで、重量はスペック値で460g。このコンパクトさながらバッテリーも内蔵されていて、再生時間は50%のボリューム時で約12時間と、かなりのスタミナを誇ります。
実際の利用シーンに当てはめると、12時間ずーっと鳴らしっぱなしということはないので、ちゃんと充電しておけば、外出時にバッテリー切れを起こすことはありませんでした。
肝心のサウンドですが、サイズと値段を考えると、想像以上にいい音がします。
スマホのスピーカーと比べると……いや、やめましょう。スマホのスピーカーと比べる事自体がナンセンス。迫力が段違いです。
傾向としてはフラットで、素直な音を出してくれる印象ですが、低音をしっかりと響かせていて、Bassが気持ちよく身体の中に入り込んできますね。屋外利用も考えるとかなり良いチューニング。音楽にしても、動画にしても、1ランク上の臨場感を楽しめて、5,000円以下のスピーカーなのに、やるなぁ!という印象を受けました。
防水、それは「どこでもいい音を楽しめる」ってこと
防水性能(IPX7)があり、端子部もしっかりとゴム式パッキンで塞がれているので、水はねが気になる場所などでも使えるのもGood。 近年、スマホは軒並み防水対応になっているので、スピーカーも防水の方が使いやすいに決まっています。
我が家の場合は、家事をしながらや、子供を庭で遊ばせるシーンで大活躍。
音量を上げられる&低音が出るので、水音や騒ぐ子どもたちの声に負けずに、しっかりと音を届けてくれます。そして、濡れた指や汚れた手のままでも操作できるのが、控えめに言って最高です。
庭でBBQした時はドリンクがかかってしまったこともありましたし、地面に置けばホコリやゴミも付着します。しかしそんな時でも「別に最後に水で洗えば良いか」と、やや雑に……。と言ったら語弊がありますが、あまり神経質にならずに使えるのです。
有線接続でPC用スピーカーや、2台ペアリングでの迫力アップも
AUX端子が備わっていてケーブルも付属するので、ノートPCの貧弱なサウンドを補うためのPCスピーカーとしても活躍します。
自己主張しないサイズ感で、ちゃんと迫力あるサウンドを出してくれるので、最近のテレワーク環境とも相性の良いスピーカーかもしれませんね。また、普段から有線環境で充電しながら使っておけば、外出時前に急いで充電する必要もありません。
スピーカー同士をペアリングする「TWS」機能により迫力倍増! 2台がちゃんとLとRに分かるので、ステレオ感もアップしますよ。音量を出せるイベントやホームパーティーで使ったり、じっくりといい音が聞きたいときにオススメな使い方ですね。
室内も屋外も。音楽がそばにある生活を楽しめる
ロケーションに左右されず、サウンド体験を1ランク拡張できるってのは、やはり防水スピーカーならではのメリットです。おかげで、仕事をしながら、家事をしながら、屋外レジャーのお供にも。「スピーカーを持っていきたい!」と思えるシーンや場所が増えました。
当然、野外ではマナーを守った音量調節も必要です。しかし、意識しないと届かないレベルのボリュームでも、空間にいい音が響くだけで、なんだかそこが特別な場所に感じるのです。この体験を得たいがために、わざわざ週末の出かけ先を探してしまうくらいに、すっかりヤられてしまっています。
それこそ目的地なんてどこでもいいのです。
音楽と共にあるワクワク・ドキドキを。4,980円の「FUNLOGY Portable」で。
小暮ひさのり
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