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こんにちは、FunLogyの山川です。
今回は現在FunLogyでも開発中の【ランタン】について。
キャンプ用品として欠かせないランタンですが、その人気の高さから様々な種類が販売されています。どのような商品を購入するのがよいのか、最初は迷ってしまいますね。
この記事ではそんなランタンの種類と選び方を、3つのポイントに分けて、分かりやすくご紹介していきたいと思います。
ランタンの種類
キャンプの道具として便利なランタンには、大きく分けて4種類のタイプがあります。その4種類は次の通りです。
- ガソリンランタン
- ガスランタン
- オイルランタン(パラフィンオイルランタン)
- LEDランタン
それぞれのランタンの特徴やメリットについて、説明していきます。
1.ガソリンランタン
ランタンと言われてはじめに想像するのがガソリンタイプのランタンかと思います。ランタンの歴史の中でも最も古いタイプのもので、ランタンの中でも特に明るいものが多いのがこの種類になります。
寒さに強く、気温が低くなる冬でも安定して使うことができるというメリットがあります。
燃料であるガソリンも比較的安価に手に入れることができるので、維持するコストにもそれほど懸念がありません。
2.ガスランタン
次に挙げられるのはガスランタンです。燃料にはブタンやプロパンといった液化ガスを使用しますが、販売されているガス缶の種類で言うと、CB缶とOD缶という2種類になります。
CB缶はカセットコンロなどで使用するタイプで、小さなホームセンターやコンビニなどでも簡単に入手できます。
一方OD缶はキャンプ専用のガス缶で、CB缶に比べ小型ものが多くラインナップされています。携帯がしやすく、寒冷地などにも対応しているものもありますが、CB缶に比べると入手がしづらい点に注意が必要です。
3.オイルランタン
オイルランタンは灯油やパラフィンオイルを燃料とするランタンです。他のランタンと比べ光量が少なく、幻想的な明かりの火がつくのが特徴です。
燃料となる灯油は安く手に入れられ、維持するコストが抑えられるメリットがありますが、燃焼と同時に煤が生じるので都度きれいに拭き取る必要があります。
その手間をかけないので済むのがパラフィンオイルです。パラフィンオイルは煤がほとんど生じませんが、灯油に比べてかなり高価なので好みによって使い分けましょう。
幻想的な火の光に合わせて、オイルランタン本体はビンテージデザインになっているものが多くあります。そのためキャンプだけでなく、日常的にもおしゃれなインテリアとして利用できます。
4.LEDランタン
LEDランタンは発光ダイオードであるLEDを使用したランタンで、電気を流すことで光を出すものです。スイッチを入れればすぐに点灯するので、小さい子供にも簡単に扱える点が良いところでしょう。
また、ガソリンなどの可燃性物質を使用しないため、ランタンが転倒した際に他の用具に火が燃え移るといった危険性もありません。加えて密室でガスや火を使うことによる中毒などにもならないので、安全面から非常におすすめができるのがこの種類です。
LEDランタンには充電式と乾電池式の2種類があります。充電式はあらかじめ充電する必要がありますが、モバイルバッテリーや車から給電できるものもあるので、その場合にはバッテリー切れを心配する必要はありませんね。
一方で乾電池式は乾電池を用意する必要がありますが、乾電池の残量がなくなった場合にもコンビニなどで調達すればいいので、気軽に使用することができます。
プロジェクター使用時にも使える
LEDランタンは火を使わないため、室内の間接照明として使用することもできます。
間接的な照明として、部屋の明かりを暗くするプロジェクター使用時に足元だけを照らすといった便利な使い方もできます。常設されている明かりではないので、部屋から部屋へ持ち運びできるというのも大きなメリットです。
ランタンの選び方
以上のように多くの種類があるランタンを選ぶ際には、どのような点に気をつけて商品を見つけるのがよいでしょうか。
ランタンの選び方には主に3つのポイントがあります。それは、
- ランタンの明るさ
- 使用時間や燃焼時間の長さ
- ランタンを使用する場所
です。これらの点について詳しく説明いたします。
1.明るさ
ランタンを使用する上で一番大切な要素が、ランタンの明るさです。後から説明する使用場所にも大きく関わるので、使用目的に合わせて必要となるランタンの明るさをしっかりと確認しておきましょう。
明るさの単位にはワット(W)とルーメン(lm)のどちらかが使用されて表記されます。ガスランタンなどの明るさはワットで表記されることが多く、LEDランタンはルーメンで表記されます。
明るさの目安として、80〜100Wもしくは1000lm以上から明るいランタン、50〜80Wもしくは500〜800lmが中程度、50W以下もしくは500lm以下が暗めのランタンという目安になります。
2.使用時間、燃焼時間の長さ
ランタンを選ぶには使用時間、燃焼時間の長さもポイントです。キャンプサイトでは他に照明などがなく、日が落ちるとすぐに暗くなってしまう場所が多いため、なるべく長い時間使用できるものを選びましょう。
1泊であれば7〜8時間、2泊であれば10時間以上の使用時間、燃焼時間があれば安心です。
3.使用する場所
ランタンは使用する場所によって用途・目的が変わってきます。それによって必要となる明るさやランプの種類も変動するので、それぞれの場所に必要となるランタンの特徴を説明します。
■メインランタン
キャンプなどをする際にメインとなる場所や、キャンプサイトの中心に置いて全体を照らすためのものがメインランタンになります。広く全体を照らす必要があるので、「ランタンポール」と呼ばれる高い位置に設置するためのポールや、タープのポールなどに設置します。
メインランタンの特徴は広く全体を照らすための大きい光量と、長時間の燃焼時間・稼働時間です。そのため100〜200W以上の光量の大きなガスランタン、ガソリンランタンなどを選ぶのがよいでしょう。また、大きい光量でも長時間稼働できるものを選びましょう。
■テントランタン
テント内においてもランタンがあると寝るまでの時間の明かりになって非常に便利です。テントは可燃性の物が多く、密閉性も高まるため、ガスや燃料を使用したものはなるべく避けるようにしましょう。
そのため、テントランタンにはLEDランタンを使用するのをおすすめします。寝る前の明かりがあれば十分なので、明るさも50W程度のもので良く、サイズも小さいものが便利です。
■テーブルランタン
調理台や作業台などの卓上に置いて使用するものがテーブルランタンです。料理や身の回りのものを照らすための明るさがあれば十分なので、50〜100W程度の明るさの小ぶりなランタンでも問題ありません。逆にメインランタンよりも明るいと虫が寄ってきてしまい、作業の妨げとなるので気をつけましょう。
ランタンの種類はガスランタンやLEDランタンがおすすめですが、万が一テーブルで倒してしまったときの安全性を考えると、LEDランタンのほうがより安心でしょう。
テーブルランタンは1つでなく、複数個置くことでより便利になります。キャンプサイトのレイアウトに合わせてアレンジしましょう。
ランタンを使用するときの注意点
ランタンを使用する上で、使い方を誤ると事故にも繋がる可能性があります。
以下の点には注意しましょう。
1.一酸化炭素中毒
ガスランタンやガソリンランタンを使用する場合、部屋の中やテント内などある程度密閉された空間で火を使用する際には、一酸化炭素中毒に気をつけましょう。
2.転倒による他の可燃物への燃え移り
ランタンは小さい上にちょっとした衝撃で倒れてしまいます。ガソリンランタンなど可燃性の高い燃料を使っている場合は、他の可燃物に燃え移らないように気をつけましょう。
それぞれの使用環境に適したランタンを
いかがでしたか?この記事でランタンの種類と特徴について理解できたと思います。ランタンを選ぶときのポイントにならって、ぜひ最適な商品を購入してみてくださいね。
FunLogy
山川