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こんにちは、FunLogyの山川です。
前回の記事【キャンプにおすすめのランタンの種類とは?特徴と選び方を紹介】はご参考にしていただけたでしょうか?
キャンプには必須の道具と言えるランタンですが、前回の記事でもご紹介した通りランタンには多くの種類があります。その中でも近年では「LEDランタン」が注目を浴びています。
この記事では、LEDランタンは他のランタンと比較してどのような利点があるのか、キャンプの際にはどのようなポイントでLEDランタンを選べばよいのかを解説していきます。
LEDランタンの利点
キャンプ用のランタンには、LEDランタン以外にもガソリン、ガス、オイルを燃料とした種類のランタンがありますが、これらのランタンと比較してLEDランタンには3つの利点があります。
1.コストがかからない
2.長時間利用できるものが多い
3.火を使わないため安全
3つの利点について詳しく見ていきましょう。
1.コストがかからない
LEDランタンは大きさや機能に対して比較的安価に購入できるモデルが多いです。そのため初めてキャンプをする方やあまりキャンプをしない方には、手軽に導入できるという利点があります。
また、ガスランタンなどと比べて燃料を用意する必要がなく、維持するためにもほとんどコストがかからないという点も利点になります。
2.長時間利用できるものが多い
LEDは消費電力が低く、ランタンとして長時間利用できるという利点があります。明るさによっては2〜30時間以上利用することができ、1週間ほど充電しなくても使える場合もあります。
3.火を使わないため安全
LEDランタンを使用する最も大きい利点が、火を使わないという点です。特に小さな子供がいる場合やテント内で使用する場合には、ランタンが転倒した際に他のものに燃え移る心配がないのは非常に安全です。一酸化炭素中毒の心配もありません。
LEDランタンを選ぶときのポイント
では、このように便利なLEDランタンの中で、どういう基準で商品を選べばよいでしょうか。ポイントとしては、次の4点で選ぶのが良いでしょう。
1.連続使用時間2.給電方法
3.明るさ
4.明かりの色
それぞれのポイントについて説明します。
1.連続使用時間
LEDランタンを使用する上で使用時間は重要なポイントになります。キャンプサイトには基本的に電源がなく、途中で給電することは難しいためです。
効率的に長時間点灯してくれるモデルを選びましょう。具体的には1泊の場合7〜8時間、2泊であれば10時間以上の使用時間があると十分とされています。
2.給電方法
LEDランタンの給電方法には大きく分けて2種類あります。電池式とバッテリー式でそれぞれ利点があるので、特徴について説明します。
2-1.電池式
電池式のLEDランタンは主に乾電池を使用して明かりをつけるタイプのものです。乾電池を忘れてしまったり、残量がなくなってしまったりした場合でも、コンビニなどで乾電池を購入すれば使用することができるのが気軽なポイントです。
2-2.バッテリー式
バッテリー式のLEDランタンは、コンセントやUSB端子などから、あらかじめ充電をしておき使用するタイプです。こちらはカーチャージャーなどで給電することもできるので、キャンプ場でバッテリーがなくなったときにも充電可能です。電池式に比べて維持するコストも低く、本体が軽量のものが多いので持ち運びにも便利です。
また、給電方法に手回し充電やソーラーパネルで充電できる機能がついているものもあるので、必要に応じてそれらの機能も視野に入れてみましょう。
逆にランタン側からスマートフォンなどに給電をすることができるタイプもあります。キャンプサイトでスマートフォンを充電をすることができるのは非常に便利なので、予算が合えば給電機能がついたものもおすすめです。
3.明るさ
LEDランタンを選ぶ上で重要なポイントは、ランタンを設置する場所とそこに必要となる明るさです。LEDランタンの明るさはルーメン(lm)という単位で表されます。
ランタンは設置場所によってメインランタン、サブランタン、テントランタンなどに分けられますが、それぞれの場所に最適な明るさは以下のようになります。
3-1.メインランタンに必要な明るさ
キャンプサイトの中央に設置して全体を照らすメインランタンとしてLEDランタンを使用する場合には、1000lm以上の明るさを目安にしましょう。
1000lmより小さい明かりだと全体を照らすには暗いですが、ソロキャンプや少人数の場合にはもう少し暗いものでも足りるでしょう。
3-2.サブランタンに必要な明るさ
調理台や作業台の近くに置いて手元を照らすためのサブランタンとしてLEDランタンを使用する場合には150〜300lm程度の明るさが良いでしょう。あまり明るすぎると虫などが寄ってきて作業や調理の邪魔になる場合があるためです。
3-3.テントランタンに必要な明るさ
テント内でLEDランタンを使用する場合には100lm程度の明るさがあれば十分です。また、明るさを調節できるランタンであれば暗めに調節できるので、サブランタンなどと兼用にすることもできます。
4.明かりの色
LEDランタンには電球のような色合いである「暖色系」と太陽光のような色合いである「白色系」があります。使用する場所に応じてこれらの色を使い分けましょう。
ひとつのランタンでどちらの色合いも欲しい!という場合には、明かりの色を調光できる機能がついたLEDランタンもあります。
4-1.暖色系
暖色系のLEDランタンはオレンジ色に近い電球のような明かりで、温かみがあり夜のキャンプに雰囲気がぴったりです。サブランタンやテントランタンとして、あまり明るさを必要としないリラックスした場所で用いるのに適しています。
4-2.白色系
白色系のLEDランタンは白い光で作業台や調理台を照らすのに向いています。明るさの大きいものがこの色の場合が多く、メインランタンやテーブルランタンのようにしっかりと照らす必要がある場合に適しています。
LEDランタンならではの便利な機能
LEDランタンには他のランタンにはない便利な機能が備わっています。普段は使わないかもしれない、けれどいざというときにあると便利な機能についても、必要なものがありそうかどうか購入の前に確認しておきましょう。
1.防塵防水機能
キャンプで電化製品を使用する場合には、防塵防水機能が付与されているものを選ぶと安心です。防塵防水の等級には「IP」というものを使用します。このIPは防塵・防水のレベルを表すもので、数字が高いほど耐久性能が高いということになります。「IP54」のように表記され、先に表示される「5」の部分が防塵性能、後に表示される「4」の部分が防水性能になります。
防塵性能がない場合は「IPX4」のような表記になり、その製品は耐水性のみ認められているということになります。ランタンの場合は、屋外で使用するので防塵防水のどちらの機能もついていて、かつある程度の耐久性があると安心です。具体的には防塵性能は5以上、防水性能は4以上、表記で言えば「IP54」以上のものがおすすめです。
2.給電機能
LEDランタンは電気を使用しているという特徴から、他の電気製品へ給電ができるというモデルも多く販売されています。スマートフォンやスピーカーなどキャンプ用品以外にも充電ができると助かる電気製品があるので、それらの充電がキャンプでもできるというのは便利です。
注意点は充電をしすぎて肝心のランタンとしての明かりが足りなくならないようにすることです。電池の残量がわかるモデルならそのメーターを見ながら調整すればよいですが、そうでない場合はランタンの容量で充電できる電気製品の量をあらかじめ調べておきましょう。
3.調光機能
他のランタンにはないLEDランタンの機能としては、調光機能も挙げられます。明るい・暗いといった切り替えだけのものから、無段階で明るさを調節できるものもあるので好みに合わせて選択しましょう。また、キャンドルのようなゆらぎを再現するモデルもありキャンプにムードを演出してくれます。
LEDランタンでキャンプを楽しく、安全に
いかがでしたか?まとめるとLEDランタンの強みは、
2.長時間の使用に向いている
3.火を使わないから安全!
選ぶときのポイントは、
2.給電は乾電池かバッテリーか
3.明るさはどれくらいか
4.明かりは暖色系か白色系か
ということでした。
用途に合わせて自分に合ったLEDランタンを購入して、素敵なキャンプライフを送りましょうね!
FunLogy
山川