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こんにちは、FUNLOGYの山川です。前回の記事【iPhoneで使えるワイヤレスイヤホンの選び方6選】は参考にしていただけたでしょうか?

ここまでは、音楽を聴く機能を中心としてワイヤレスイヤホンのお話をしてきました。その上で、ワイヤレスイヤホンにはマイク機能がついているモデルがあります。マイク機能を搭載していれば、通話やオンライン会議などで使用できる他、ゲームのボイスチャットなどにも使うことができます。

この記事では、専用の機器を購入することなくマイクを利用できる、便利なワイヤレスイヤホンのマイク機能についてご説明いたします。


マイク付きイヤホンとは

オンラインミーティングの仕事をする人

マイク付きイヤホンとは、スマホやパソコンなどと接続して音声を聞くイヤホンの機能だけでなく、音声を入力するマイクの機能も付いているイヤホンのことです。

イヤホンなのでハンズフリーで通話やオンライン会議などのやりとりをすることができ、両手を塞がないので作業をしながら電話をしたり、両手でスマホゲームをしたままボイスチャットをしたりすることができます。

近年ではテレワークやオンライン授業をする機会が増え、近くに人のいる場所でオンライン会議をするといった場面があります。このような際にも、マイク付きイヤホンを利用すれば周囲に会議の音声が流れることがなく、会話の内容が筒抜けになることが避けられます。

またイヤホンの機能によっては、周囲の作業音を取り除く「ノイズキャンセリング」といった機能を持っている製品もあります。このような機能がついたイヤホンであれば、どんな場所にいても、通話相手に明瞭な音声を伝えることができます。


マイク付きイヤホンの特徴

マイク付きイヤホンの特徴

マイク付きイヤホンにも様々なタイプの製品があり、自分に合ったイヤホンを見つけるのは難しいかもしれません。最適なマイク付きイヤホンを選ぶために、その特徴をいくつか紹介します。

1.両耳タイプと片耳タイプ


マイク付きイヤホンには両耳タイプと片耳タイプの2種類があります。一般的にワイヤレスイヤホンとして販売されているものは音楽などをステレオで聴くために両耳であることが多いですが、周囲の音を聞きながら使用する片耳タイプも存在します。それぞれの特徴についてご説明します。

一般的な両耳タイプ


両耳タイプは一般的なイヤホンで、左右に別々の音が流れるステレオ出力のものがほとんどです。マイクは両耳にあるわけではなく左右のどちらかにある場合が多いので、後述するマイクの位置も合わせて確認しましょう。

通話に最適な片耳タイプ


片耳タイプのイヤホンは、片方の耳にだけ装着するイヤホンです。装着していないほうの耳で周囲の音を聞くことができるため、運転中などの場面で活躍します。主にビジネスの用途で使われることを想定しているため、音声がクリアでマイクの性能も高い製品が多く販売されています。

運転を仕事としているドライバーや、オンライン会議を頻繁にすることが多いビジネスマンには、長時間装着していても負担にならない、軽い片耳タイプのワイヤレスイヤホンがおすすめです。

2.リモコン操作の機能が異なる


マイク付きイヤホンは、リモコンで通話時の操作ができるように設定されています。例えば、使用中に電話がかかってきた場合にリモコンのメインボタンをクリックすると通話開始、メインボタンをダブルクリックで通話終了といった形です。

このようなリモコンによる通話機能の操作は、イヤホンによって様々なのでしっかりと説明書を読みましょう。これはアプリやスマホのOSによっても大きく変わる場合があり、LINEやSkypeといったサードパティのアプリの場合には機能しないこともあるので、公式サイトや口コミなどで確認した上での購入をおすすめします。

また、イヤホンのタイプによっては操作部の場所が異なるので気をつけましょう。リモコンの操作部は、タッチ感や誤操作のしにくさといった点でも製品によって大きく変わります。
快適に使用するために、実物やレビュー動画など、できるだけ多くの情報を見て製品を選ぶと良いでしょう。

3.マイクの位置


マイクの位置も製品によって変わります。両耳タイプであれば、主に右耳にマイクが設定されています。左右一体型であればリモコン部やネックバンド部分にマイクがついていることがあるので、その部分が通話をするときに遠いと、相手方が音声を聞き取りにくくなる場合があります。

マイクが口から遠いとノイズが多く乗ってしまい、相手方が聞き取りにくくなってしまう場合があります。特にオンライン会議や会社の連絡の場合には致命的な問題になるので、口から離れすぎない場所にマイクがくるイヤホンを選択するのが良いでしょう。

4.ノイズキャンセリング機能


ノイズキャンセリング機能には2つの種類があり、音楽を自分が聞く際に周囲の雑音を消してくれる「アクティブノイズキャンセリング」と、音声通話時に周囲の雑音を消して自分の声を明瞭にしてくれる「cVc(Clear Voice Capture)」というものがあります。

マイク付きイヤホンで通話をする際に活躍するのが、後者の「cVc(Clear Voice Capture)」です。これは、入力された信号のうち人の声だけを抽出して、通話相手にクリアな音声を届けるというものです。例えば風の強い場所での風切り音や、車を運転しているときのロードノイズなどを取り除いて、相手に自分の声だけを伝えることができるという優れものです。

このノイズキャンセリング機能が搭載されているかどうかは、「cVc(Clear Voice Capture)」という記載があれば問題ありません。逆に、音楽を聴く際に音質を向上させるといった文言がある場合には用途が異なるので、しっかりと両者のノイズキャンセリングを区別して購入するように気をつけましょう。


目的別のイヤホンの選び方


マイク付きイヤホンの特徴について理解できたところで、どのような場面でイヤホンを利用するかによって、どのような製品を選べば良いのかをご説明いたします。

運転

1.テレワークやオンライン会議などで使用するとき


テレワークやオンライン会議でマイク付きイヤホンを使用する場合には、マイクの音声がしっかりと相手方に届く必要があります。
マイクの位置が口元に近く、ノイズキャンセリング機能(cVc)が付いているタイプを選びましょう。

2.ドライブやランニングなど周囲の音を聴く必要があるとき


ドライブやランニングをしながら使用する場合や、周囲の音を聞く必要がある場合には、片耳タイプのイヤホンがおすすめです。またイヤホンの誤操作による運転への支障が出ないように、リモコン部分の操作感が自分にマッチしたものを選びましょう。

個人の好みがありますが、タッチ感があり押し込みが柔らかいものがおすすめです。運転中は操作部を注視することができないので、見ない状態でもしっかりと操作できる必要があるからです。

3.ゲームをしながら使用するとき


ゲームをしながらマイク付きイヤホンを使用する場合には、ボイスチャットのしやすいクリアな音声を相手方に伝えるために、マイク部分が口元に近いタイプを選びましょう。またFPSなどのゲームの場合には、左右で音が違うステレオの音なので、片耳タイプでは使いにくくなってしまうので気をつけましょう。


マイク付きイヤホンで通話も簡単に

オンラインミーティング

いかがでしたか?マイク付きイヤホンの特徴と目的別の選び方について理解できたと思います。マイク付きイヤホンの場合には通常のイヤホンと異なる機能がふんだんに盛り込まれているので、あらかじめご自分にあった機能を取捨選択する必要があります。

特にノイズキャンセリング機能については、音楽鑑賞用と間違いやすい場合があるのでしっかりとスペックについて確認しましょう。
ライフスタイルに合った、素敵なマイク付きイヤホンを手に入れてくださいね。

それでは、次回もどうぞよろしくお願いいたします。


FUNLOGY
山川

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